マティア（右）とサラ（左）、2017年1月に撮影。

私と夫のステファノには、愛する二人の子どもがいます。息子のマティア、娘のサラです。

初めての妊娠と出産〜息子マティア

夫のステファノと、ヴェネツィアのサンジョバンニパウロ病院へ。初めての妊娠を知りました。赤ちゃんの心音が聞こえた時はとても感動しました。

ステファノと一緒に出産の日を迎えたかったので、ヴェネツィアでの出産を決めました。イタリアがどんな国なのか、当時の私はイタリアの全てに興味がありました。

妊娠中は多少のつわりもありましたが、シリアルにはまって、そればかり食べていました。それからストレスをためないように、表現を少しオーバーにしていました。例えば、つわりがあってしんどい時など、夫しか頼る人がいなかったので、夫にわかりやすいようにオーバー気味にしんどそうにしてみたり。あと、音楽をよく聞いていました。

2013年3月、マティアを出産。陣痛の真っ只中、看護士さんが寝ている私の膝の上に肘をついて、ずっとおしゃべりしていたんです。ただただイタリアってすごいなと思っていました。

赤ちゃんの頃のマティア

退院してからは、当時、日当たりの悪い家に住んでいたので、気分も落ち込み、寝不足で夫と二人で奮闘していたのを覚えています。母乳で育てていたのですが、飲みすぎなのか、よくもどしていたので心配していました。病院の先生は問題ありませんと。

マティアはイタリア人の赤ちゃんの中でも一番大きくて、よくびっくりされました。

今のマティアは、真面目で几帳面。正義感が強くて、友達と遊ぶのが大好きな男の子に育っています。

マティアに妹ができた〜サラの妊娠と出産

サラもサンジョバンニパウロ病院で出産。マティアに兄妹ができるのが嬉しかったです。

サラの妊娠がわかった時、マティアは生後11ヵ月。授乳もしていて、まだまだ赤ちゃんでした。

サラの妊娠中は、（一人目のマティアの時はゆっくり過ごしていましたが）二人目なのでゆっくりする暇もなく、マティアを抱っこしていたので大変でした。サラが生まれた時の気持ちは「やっと生まれてきてくれた」でした。

生まれた頃のサラ

2014年9月、サラを出産。陣痛が始まって３時間ほどで生まれたので、出産した時には助産婦さんしかいなくて、ドクターは「もう生まれたのか」と後から入ってきました。二人目の出産は普通どうなのか、未だにわかりません。

サラが生まれた病院にて。

サラが生まれた時、マティアは１才６ヵ月。不安そうでしたが、退院して家に戻った時に「よく頑張ったね！」と言ったら泣き出したので、マティアなりに「しっかりしないといけない」って思っていたのかな、と思いました。

今のサラは、怖いもの知らずで、気の強い女の子。動物が大好きで、自分より大きな犬や馬でも平気でさわりに行きます。

マティアとサラへ

二人でなんでも相談できる兄妹になって欲しいです。どんな時も前を向いて、思いやりのある人になって欲しいです。

PROFILE

清水晶子このライターの記事一覧

帽子デザイナー。フランスで帽子デザインを学ぶ。2012年、結婚を機にイタリア、ヴェネツィアに在住。息子と娘、２人の子どものママ。

(制作 * OfficeTO)