先輩パパとママの毎日コラムvol.183

まいにちが宝石〜365の想い出「子育てのハナシ」

2018/8/29
まいにちが宝石〜365の想い出「子育てのハナシ」 まいにちが宝石〜365の想い出「子育てのハナシ」

二人の男の子のママであり、写真家として活動する原 未来さんの、子育ての楽しい思い出。今回は「長男と次男の違い」がテーマです。

我が家には8才と3才の男の子がいますが、二人とも個性が全く違うので子育てが楽しいです。

上のお兄ちゃんはおなかの中にいたときから大人しく、下の子はおなかの中から暴れん坊でした!

お兄ちゃんのときは、毎回病院の健診の日が来るまでちゃんと元気でいるか心配でたまりませんでした。というのも、「胎動がすごくて赤ちゃんが蹴っているのが痛い」だとか「足の裏の形が分かる」だとかいろいろと周りからそのような話を聞いていたのに、どんなにじっと意識を傾けていても、あまり胎動を感じることがなくて、なんでなんだろうと不安でたまらなかったのです。反対に、下の子のときにはおなかを常にボコボコと内側から蹴られて痛くて夜中に目が覚めてしまうことも!

産まれてきて子育てをしていると、おなかの中にいたときから子どもたちはそれぞれの個性を持って産まれてくるんだなと感じます。

同じように子育てをしているつもりですが、長男は赤ちゃんのときからとっても繊細で、お昼寝のとき少しの物音で目が覚めてしまうので、物音ひとつ立てないようにいつも抜き足差し足で歩いていたように思いますが、次男ときたら!気がついたら勝手に寝ているー!そして全然いつまでも起きない!という違いよう。

泣く息子

少し大きくなってからも長男のときにはなかったイタズラを次男がとてもよくやり驚かされたものです。

壁に大胆にお絵描き。(証拠写真)ちょっと静かにしていると思ったら壁に大胆にお絵描き。せっかくの大作なので、消さずにとってあります。

私の両親は二人ともデザイナーなのですが、教育方針というか子育ての仕方が今思えばとても自由だったように思います。とにかく口に出さない、何事も自由にやらせる、怒らない、考えさせる、作れるものは作る、というようなもの。

それによって、知らなくてはいけないような事を知らなかったりして恥ずかしいこともあったのですが、今思えばすべて学び。教えられたものではなく自分で学んだことの大きさを感じます。

大人になって、改めて両親と一緒に暮らすようになって、ますますこの両親のような子育てがしたい!と思うようになりました。

ママの靴を履いて

なので、私も基本的には「口を出さない、怒らず黙って待つ」を実践しています。親はひとりの人格を形成するのにとても大きな責任があるので、毎回これでいいのだろうかと自問自答しながらも、二人とも素直にすくすくと優しい子どもたちに育っていってくれているので、今のところは間違っていないと思いながら日々過ごしています。

原 未来

PROFILE

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写真家。2人の男の子のママ。高校卒業後に渡米し、写真家・ホンマタカシ氏のアシスタントを経て独立。
http://miraihara.wixsite.com/work

(制作 * エチカ)

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