ーーお子さんの写真を日々Instagramにアップするなど、日頃からたくさんの写真を残されていますが、お子さんにとっても写真が生活の一部になっていると思います。成長するにつれて、写真との関わりはどう変化してきましたか？

相武
赤ちゃんの頃から写真が身近にあったせいか、近頃では長女は、撮られたがったり、撮られたがらなかったりと、自分の意思が出てきました。撮られたがらないときは無理強いせず、カメラを置いて遊びます。撮られたいときは、長女のほうからポーズをしてみたり、バレエのようにくるくるとダンスしたりして撮られることを楽しんでいるようです。次女は長女が撮られている姿を見て、写真に入ろうとしたり、同じように撮ってほしがります。撮られるのが好きですね。とにかく長女のしていることを真似するので、長女がカメラを構えていたら次女も近くにある石とかを持って、カメラのようにお顔の前で構えます（笑）。一年前のことなのですが、ひな祭りの日に、私がいつものようにひな人形の前で姉妹の写真を撮ろうとすると、長女は大きなポラロイドを手にし、次女は高杯をカメラに見立てたようにしてお互いに構えた様子がかわいくて、一年たっても忘れられません!!

ーーかわいいカメラマンですね！撮られ続けていると、今度は“撮る”ということにも興味が出てくるみたいですね。

相武
そうみたいです。特に長女は一年前から始めたチェキもお気に入りで、私の写真もよく撮ってくれるのですが、そのチェキ写真にシールを貼ってくれたり、余白に『すき』などと、メッセージも書いてくれたりするんですよ。

ーー写真にラブレターなんて、宝物ですね！

相武
こんなことができるようになったんだなと、成長を感じます。成長といえば、毎年夏になると扇風機の前で「わーれーわーれーはー」と声を出して遊んでいるのですが（笑）、特別なイベントではなくても、このように毎年やることを毎年同じようにも撮ってます。それだけでも体の大きさの変化や表情の変化、環境の変化がわかって面白いです。

ーー毎年恒例の写真なんて、お子さんが大きくなったときにも喜ばれそう！日々撮影されていると写真は膨大な量になりますよね？どのように整理していますか？

相武
はい、かなり膨大な量に。大切な写真なので、バックアップもとっていますよ！なので、月やイベントに分けてパソコンの外付けHDDにきちんと保存してます。もう少し子育てが落ち着いたらアルバムにして、二人に渡してあげたいと思ってます。

ーー相武さんは、写真を撮るだけでなく、写真コラージュをするなど、写真のある暮らしを羨ましいほど満喫していらっしゃいますがアイデアはどんなところから生まれるのでしょうか？

相武
せっかくいっぱい撮っているんだから何かに生かそう！と思っているだけです（笑）。私自身が写真のない生活は考えられなくて、写真を撮るのが好きというより、日々の子どもたちの様子を残しておきたい一心で撮りまくっているので、何事にも写真がつきまといます（笑）。子どもを巻き込むことで、成長を残せて、その成長を大きくなってから目で見て楽しんだり、懐かしがったり、覚えてないことは教えたりすることができることがいいなと思います。子どもも私も忘れてしまっていてることを写真から思い出せたり、とにかくかけがえのない日々の成長を残せるというのが、子ども写真の素晴らしさだと思っています。

PROFILE

相武えつ子このライターの記事一覧

２人姉妹のママ。子どもとの愛おしい日々をカメラに収め、インスタグラムにアップする日々。愛用カメラは『Canon EOS 6D 』。2015年にシグマフォトコンテスト優秀賞を受賞するほどの腕前。
https://www.instagram.com/aimue/

(制作 * エチカ)