京都の海の町・久美浜で暮らす後藤さん家族は、父と母と息子・季之介くんの3人暮らし。母・明咲実さんに聞く、祖父母のいる日々のこと。
後藤家は同じ敷地内に母屋と離れがあり、旦那さんのお父さんとお母さんは母屋で、旦那さんと私とときのすけは離れで暮らしている。
別々で暮らしているが、晩ご飯は毎日一緒に食べている。
毎日顔をあわせてみんなで食卓を囲むことで、その日の出来事やときのすけの成長の話をみんなで共有することができて、楽しい時間となる。ときのすけがこの楽しい雰囲気を感じ取って、ご飯の時間は楽しい!と思ってくれたら嬉しいし、心の成長にも良い働きをしてくれるのではないかなと思っている。
保育園から帰ってきて少し休憩してから、私が「母屋に行く?」と誘うと「じいじ、ばあば」と嬉しそうに言って、母屋に行く準備を始める。ときのすけはおじいちゃんおばあちゃんが大好きだ。
母屋に行くと、「ときちゃんおかえり〜」とおじいちゃんおばあちゃんが笑顔で出迎えてくれ、「今日も元気で保育園行ってきたかな?」と声をかけてくれる。一緒に遊んでくれたり、家族みんなでときのすけとふれあう時間があり、とても良い環境だと感じる。
旦那さんのお父さんとお母さんのことはとても信頼しているし、お母さんとは教育方針がほぼ一緒なので、話がよく合う。
ときのすけにとってどうしてあげるのが一番ベストなのか相談もしやすいし、私の意見も尊重してくれる。本当のお母さんのように一緒になって子育てしてくれてとても心強いし、一緒に暮らしていてよかったと感じる。
心穏やかにお母さんがにこにこして過ごしていれば、子どもも同じように穏やかな子に育ってくれるよと妊娠中からよく聞いていた。ときのすけを見ていると確かにその通りだなと思う。よく笑う良い子に育ってくれていると感じる。ときのすけが悪いことをして、思わず腹が立ってしまう時もあるが、そんな時はお母さんの心穏やかにという言葉を思い出して、一度深呼吸する。すると、冷静になれる。感情的に叱ってしまうことも減る。こんな良い環境を作ってくれたお父さんとお母さんに感謝している。
この良い連鎖がこれからの後藤家にも続くようにみんなで仲良く暮らせていけたらと思う。