我が家には２匹の猫がいます。産院で、猫と一緒に暮らしているならば、「色々と気をつけてね」と言われていました。

息子が産まれたばかりの時に気を付けていたことは、温かくていい匂いのする赤ちゃんに、猫たちは興味津々なので、上に乗らないように、ということでした。一緒に生活してみて、そういうことは一度もなく、むしろ泣いている赤ちゃんを心配して近くに様子を見に行ったりしていました。

ハイハイするようになると、猫たちと同じ四つん這いなので、追いかけっこしていました。猫を追いかけて机の下に潜り込むと、（お！ここは今まで来たことがない場所だー！）と目を輝かせているように見えました。

猫の爪とぎにも興味津々。

猫たちの寝る場所によじ登って一緒に入ってみることも（笑）。

１才を過ぎてからは、歩けるようになったのもあり、息子から猫たちに積極的に接するようになりました。好きな気持ちが高ぶって、叩いてしまうことやしっぽを引っ張ってしまうことが毎日のように続き、根気強く「叩いてはダメだよ、いいこいいこしよう」と言い聞かせていました。あまりに毎日やるので、１才７ヵ月児健診でどうしたら良いか相談しましたが、「言い続けるしかない」と言われました…。

その甲斐もあって、今では当たり前にそっと撫でられるようになりました。本当に良かったです。「にゃんにゃーん♡」と猫をそっと抱きしめて癒されている様子は微笑ましい限りです。こんな日が来るとは！信じて根気よくやって来た甲斐がありました。

０才８ヵ月の娘とも猫たちが遊んでくれます。しっぽをうまく動かしてくれるので、つかめそうでつかめない感じが、面白い様子。穏やかな猫なので、こちらも安心して見ていられます。

私自身も、小さい頃から家で猫と暮らしていました。ご飯や水をあげ、一緒に遊んで一緒に寝て。猫たちとの思い出はたくさんあって、いつもそっと寄り添ってくれた猫たちのことを、大人になって親になった今も良く思い出します。子どもたちにとっても、猫たちと一緒に過ごす日々が宝物になるといいなと思っています。

PROFILE

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写真家。広告、雑誌などで活動。2017年12月に長男、2019年6月に長女を出産。あらゆるもののもつ、輝きを写したい、という想いで日々シャッターを切っている。
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(制作 * エチカ)