先輩パパとママの毎日コラムvol.317

子育てを、ちょっと素敵にする工夫「アメリカ流バースデーパーティが面白い!」

2020/4/6
子育てを、ちょっと素敵にする工夫「アメリカ流バース... 子育てを、ちょっと素敵にする工夫「アメリカ流バース...

アメリカ・オレゴン州にあるアシュランドという芸術活動が盛んな美しい都市で暮らすセキアキコさんのアメリカでの子育てエピソード。今回のテーマは「アメリカ流バースデーパーティ」です。

ママやパパにとって、赤ちゃんの1才のバースデーは特別なものですよね。家族や友達を招いてバースデーパーティを開きたいけど、何をしたらいいの?というママのために、今回は私が自分の経験から学んだ「アメリカ流バースデーパーティの開き方とちょっとしたコツ」をご紹介します。

アメリカのバースデーパーティは、“Themed Party(テーマのあるパーティ)”がほとんどです。そしてその名の通り、最初にすることは「テーマを決めること」。テーマの選び方は色々あって、例えば赤ちゃんのお気に入りの絵本やおもちゃやキャラクター、赤ちゃんの名前にちなんだテーマでも良いし、星やレインボーのような形や色、森・海・宇宙なんて壮大なテーマだってあります。でも実はテーマ選びが一番楽しいのは1〜2才のバースデー。年齢が上がるとテーマは子ども本人が決めるようになってくるので、ママの好みを最大限に反映出来るのは初めのうちだけなんです!

主役はもちろん赤ちゃんですが、1年間子育てを頑張ったママだって立派な主役“級”!ママの好み満載だって、誰にも文句は言わせません(笑)。パーティのテーマが選べたら、次に決めるのは「パーティのメインは何にするか」です。

これは私が過去の失敗から学んだ事なのですが、初めて息子のバースデーパーティを開いた時、私はとにかく全部やりたくて、飾りもゲームも料理も全部手作りしました。その結果は、完全なるキャパシティオーバー…。

そこから学んだのは、全部は無理!という事。「何をメインにするか」というのはつまり、「どこで手を抜くか」という事でもあります。私はそもそも料理が苦手なので、最近はパーティで出す料理はテイクアウトや市販のもので済ませます。唯一、息子のリクエストでバースデーケーキだけは手作りしているのですが、シンプルなケーキでもケーキトッパーを付けるだけで簡単に可愛くなります。

手前のカップケーキには、楊枝に可愛いシールを貼り付けただけの簡単ケーキトッパーを刺しました。手前のカップケーキには、楊枝に可愛いシールを貼り付けただけの簡単ケーキトッパーを刺しました。

料理で思う存分手抜きをさせて頂いた分、得意ジャンルのクラフトと手作りの飾り付けは毎年気合いを入れて頑張ります。1才の赤ちゃんなら、手型や足型を使ったクラフトがオススメです。来てくれた赤ちゃんやゲストの方が記念写真を撮れるようにフォトブースを作っても楽しいですよ。

飾り付けで迷ったら、折り紙の輪っか飾りなど何でも良いので、壁ではなく天井に付けてみて下さい!飾り付けで迷ったら、折り紙の輪っか飾りなど何でも良いので、壁ではなく天井に付けてみて下さい!それだけでぐっと豪華になります。

逆にお料理が得意なら、テーマに合ったメニューを考えてみるのはどうでしょう。私は初めて開いたパーティの時は、テーマの「クマ」にちなんでクマが好きそうな食べ物(サーモン・木の実・はちみつなど)を使った軽食を作りました。

私は初めて開いたパーティの時は、テーマの「クマ」にちなんでクマが好きそうな食べ物(サーモン・木の実・はちみつなど)を使った軽食を作りました。

そしてクラフトはあまり得意じゃない…という方にオススメなのが、カラーボールプールです。ベランダや庭先で使うような小さなプールにカラーボールを入れるだけ。でも赤ちゃんはこれが本当に大好き!色とりどりのカラーボールで遊んでいる赤ちゃんは写真を撮るにも絶好のシチュエーションになります。パーティを開く時に意外と悩むのが時間帯ですが、ご飯メインならお昼時にご飯を食べに来てもらう感じにして、クラフトがメインならお昼時を避けた時間帯にしてもいいと思います。

時間は大体2〜3時間くらいで、赤ちゃんの生活サイクルに合わせて遅れて来ても途中退席しても、それは自由というスタンスです。最後にもう1つ、アメリカ流バースデーパーティで欠かせないのが「パーティフェイバー」です。

プレゼントのお返しや、来てくれたお礼として、ちょっとしたプレゼント(パーティのテーマにちなんだものや、お菓子やおもちゃなど小さなもの)をゲストに持って帰ってもらいます。クラフトで作った手型アートを飾れるようにフレームを用意しておいて、それをパーティフェイバーにしてもOKです。

メキシコへの短期移住から帰国した年のテーマは「メキシコ」。お土産をパーティフェイバーにしました。メキシコへの短期移住から帰国した年のテーマは「メキシコ」。お土産をパーティフェイバーにしました。

こんな感じで息子のバースデーパーティを開いているわけですが、実は毎年失敗ばかり…。そんな私が皆さんに伝えたい、ちょっとした(でも重要な!)アドバイスがあります。

1.パーティ当日はまず身だしなみを整えることから

メイクや着替えを後回しにした結果、部屋着+すっぴんでゲストを出迎えてしまったことがあります。パーティ当日は料理や準備を優先し、自分の身だしなみは準備が終わったら…となりがちですが、私の経験上、その考え方は悲劇を生みます(笑)。

2.苦手な分野はとことん手を抜こう

先にも触れましたが、やりたい事を全部やるのは難しいです。手を抜くとその分、写真を撮る余裕が出来たり、自分自身もパーティを楽しめたり、良い事いっぱいありますよ!

3.シミュレーションは必須

私は今年、パーティ当日に初めて使うレシピでケーキを焼いて失敗しました…。料理もケーキもクラフトも、初めてなら事前に試しておくというのが一番の失敗回避法です。

と、あれこれ書いてきましたが、バースデーパーティを毎年頑張って開けているのは、来てくれたゲストみんなの笑顔があるから。失敗ばかりで毎年バタバタしっぱなしですが、「楽しかった!」と言ってもらえたら、「よっしゃ、今年も大成功」です。

セキアキコ

PROFILE

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アメリカ・オレゴン州で出産と子育てをスタート。現在はメイン州在住。サンフランシスコで写真を学んだ後、スタジオアシスタント、ブライダルカメラマンとして働く。
http://ameblo.jp/aco-84/

(制作 * エチカ)

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