先輩パパとママの毎日コラムvol.597

山神千里のママ日記(8)〜赤ちゃんと一緒のイベント三昧な1年〜

2023/11/29
山神千里のママ日記(8)〜赤ちゃんと一緒のイベント... 山神千里のママ日記(8)〜赤ちゃんと一緒のイベント...

赤ちゃんが産まれてから、それまではあまり縁のなかったイベントごとが生活の一部になったというフォトグラファーの山神千里さん。ハロウィン、クリスマス、100日祝い、ハーフバースデー…。イベント三昧の1年を、振り返っていただきました!

ニューボーンフォト撮影にはじまり、お宮参り、100日祝い&初節句、ハーフバースデー撮影、ハロウィン、クリスマスから、1才のお誕生日お祝いまで、本当にたくさんのイベントがありました。

最初のイベントはなんといっても「ニューボーンフォト」。私もカメラマンとして仕事をしていますが、「ニューボーンフォト」は自分で撮影するのではなく、友人のカメラマンに依頼しました。こんな写真を残したいというイメージは妊娠中に伝えておきました。実際、出産直後は疲れもあって私自身がボロボロの時期だったので、産前にすべて決めておいてよかったです!

友人のカメラマンに撮影してもらったニューボーンフォト。手の中に(すっぽり)おさまるサイズ!友人のカメラマンに撮影してもらったニューボーンフォト。手の中に(すっぽり)おさまるサイズ!

「お宮参り」は、以前からよく夫婦二人で散歩がてら参拝していた神社で行うことに決めていました。こちらも産前に準備。友人のカメラマンに撮影を依頼して、着付けもお仕事でお世話になっていた先生にお願いをしました。私は、着物の帯を新調して準備しておきました。出産記念はもちろんですが、これからの人生で子どもの入学式などの式典でも使えたらと思ったからです。夫も普段はあまりスーツを着用しないのですが新調するほど、夫婦で気合の入ったイベントでしたね(笑)。

「100日祝い」は、たまたま「初節句」と同じ日に重なったこともあり、一緒にお祝いをすることに。遠方の親戚も集まり、みんなでお祝いしてくれることになったので、お食い初め膳のあるお店を探しておきました。初節句用に息子の衣装も準備し、お祝いにいただいたお人形の前で記念撮影をしました。

100日祝いの記念撮影。100日祝いの記念撮影。

…と、ここくらいまでは、産前にすべて、だいたいのことをイメージし、準備もできるだけしておいたことです。私は産後に体調がなかなか戻らなかったので、事前にやっておいて本当によかったなと思います。

「ハーフバースデー」については、あまり考えてはいなかったのですが、当時の小さなサイズ感を残したいと思い、手形を粘土で残すことに。寝ている間にしたのですが、なかなかうまくいかずに何度かトライしたのがいい思い出です。

「ハロウィン」は、友人の保育士をしているママさんや、バルーンアーティストのママさんがデコレーションをしてくれて、みんなでワイワイおやつを食べたり写真を撮ったりと、親子で楽しい時間を過ごせました。

お友だちと一緒に初めてのハロウィンパーティ!お友だちと一緒に初めてのハロウィンパーティ!

「クリスマス」は、ちょうど息子が自由に動けるようになった頃で、なんでも口に入れたい時期だったため、ツリーやインテリアの飾り付けは断念。プレゼントだけ用意することに。朝起きて、枕元に見慣れぬ包装紙で包まれた箱を見て喜ぶ我が子の表情は、今でも忘れられません!

そんな感じであっという間に1年が過ぎ、ついに1才のお誕生日がやってきました。初めてのお誕生日は近くに住んでいる親戚のみんなにお祝いをしてもらいました。スマッシュケーキを作りたいと思っていたので、水切りヨーグルトで手作りしました。一升餅も準備して、衣装は和装と洋装でお色直しまでしました(笑)!

手作りのスマッシュケーキでお祝い!手作りのスマッシュケーキでお祝い!
お色直しして、一升餅にチャレンジ中!お色直しして、一升餅にチャレンジ中!

大人になると、子どもの頃や学生時代に比べて、誕生日や季節のイベントから年々遠ざかってしまいます。仕事の繁忙期や、街の装飾、街路樹などの自然の移り変わりで季節を感じて、さて今年のお節料理はどうするかな?と、考えながら年の瀬を迎えるように、受動的に1年が過ぎていたように思います。

最初の1年目は、初めてだらけなので、若干前のめりに息子と一緒に体験したいことがたくさんあり過ぎて、イベント事に対して積極的だったと思います。ただ、現在は、息子にとっては2回目の季節を迎えたこともあり、日々の暮らしのなかで、イベント事への準備の余裕が少なくなってきました。1才までの1年のように、前のめりにとはいかないけれど、私たちらしくお祝いしたいタイミングで楽しんだり季節感を感じて一瞬一瞬を満喫していけたらいいなと思っています。

息子には、イベントを通して四季の移り変わりの美しさや、家族や仲間との時間との思い出、一瞬一瞬のうつろいのなかにある“なにか”を、五感で感じとって、生きる楽しみをたくさん感じてほしいなと。

私自身は、イベントを通して、自分の子ども時代を反芻しているようなところもあります。子が一緒にいることで、大人の私だけじゃ恥ずかしくて出来ないようなことができたり、再び子どもに戻ったような気持ちも思い出すこともありますし、自分の親はこんな想いだったのかなと想像することも。

両親や祖母と話すと、皆それぞれに子育て期を思い返したり、重ね合わせたりしているのではないかと思うこともあり、苦労もしたけれど、ただただ愛おしい時間があったことも知っているんだろうなと思うんです。

そんなことを、息子と一緒に遊んで食べて寝て笑ってという時間を共有していくことで、伝えていけたらいいなと思います。

誕生日の飾りと息子さん
山神千里

PROFILE

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1985年埼玉県所沢市生まれ。活発で男の子のような幼少期を過ごす。高校生まではスポーツ少女だった一方でものつくりが好きだった母の影響から、絵画や造形、映画に興味を持つようになる。大学は日本大学芸術学部写真学科に進学。卒業後、広告代理店制作部勤務。フォトグラファーを志し、広告フォトグラファーアシスタントを経験。2013年からの2年間はバンコクを拠点とし活動。2015年からは東京を拠点とし、人物写真、料理写真、ウェディングフォト、ファミリーポートレートなど女性らしいあたたかみのある写真を得意として幅広く活動中。
https://www.chisatoyamagami.com/

(制作 * エチカ)

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