山田 愛

先輩パパとママの毎日コラム

vol.340

がんばらない、マイペースな子育て日誌「2人目との暮らし」

2人目の育児がはじまって、ドタバタしていた山田愛さん。どうやって気持ちを切り替えたのでしょうか。

がんばらない、マイペースな子育て日誌「2人目との暮... がんばらない、マイペースな子育て日誌「2人目との暮...

長女と3才差で息子を出産しました。生まれたばかりの赤ちゃんを真新しいベッドに寝かせ、どんな未来が待ってるのかなあ、なんて想像しながらぼんやり見つめたり、泣きだしたらそっと抱きかかえそのまま夜を迎えたり。まめにオムツを変えて、毎日同じ時間におっぱい。ときには一緒に横になってうつらうつら。

それでも赤ちゃんのお世話って大変!と思っていた3年前。赤ちゃんのペースに合わせて四六時中付きっ切りでいられたなんてすごく幸せなことだったんだ。と知ったのは2人目育児が始まったこのとき。

上の子はおしゃべりも達者、性格も穏やかな方だったので何とかなるかと思っていたけどそこは3才。まだまだ手がかかって当然です。これまで両親の愛情を独占してきた、お姉ちゃんになったばかりの娘。下の子に愛情を奪われる不安を抱えやすいと聞いていたので、上の子が常に気がかりでした。

ウィークデーはいわゆるワンオペ育児の我が家。引っ越しも重なって、家のこともあれやこれやと山積み状態。

例えばお料理。買い物は食材宅配サービスに随分助けられました。まだ食べられるものが限られた娘と大人、それぞれに用意。下ごしらえをしようと冷蔵庫から野菜を出したところで、下の子がぐずり始めてオムツの交換。途中で上の子に呼ばれてお絵かきにしばしお付き合い。再びキッチンへ戻り野菜を水洗い。次は積み木を取って欲しいと言われて手渡します。

そうこうしているうちに下の子のおっぱいの時間。さっき何をしようとしてたんだっけ。そうそう、野菜をカットしないと。よっこいしょと立ち上がったところで、インターホンが鳴って宅配便。上の子を、しばらく目を離して大丈夫か確認し、下の子を抱きかかえて玄関で荷物の受け取り。

リビングに戻ると、えーっと…。数分でできたことが、すぐ目の前にしなければならないことがあるのにまったく進みません。

料理に限らず、掃除に洗濯、家中の家事が途中でストップしている。そんな状況に慣れていないので、何とかしてすべてを片付けていかなければ。と、また気持ちが焦ります。

手をつなぐきょうだい

あっという間に日が暮れて夜。主人は「自分の夕飯も用意しないでいいし、家事も頑張らなくていい」と言ってくれるのだけど、家事育児をこなせない自分にがっかり。そして寝不足も重なってぐったり。

しばらくこんな毎日が続いて、これじゃもたないな、と。性格的に、部屋の隅に多少のほこりが舞っていても、汚れたお皿がシンクに溜まっていてもいいや!とはなれない。目の前に小さな2人の子どもがいて放り出すことも逃げ出すこともできない。頭が真っ白になったそのとき、得意ではない片付けや掃除に突然目覚めました。2人のお世話や家事が溜まっている状況なのにどうして?その場にいながらにして無心になる感覚を覚えたのです。

目の前にあるものを、集中して片付ける。目の前にあるものを、集中して片付ける。

まずは大きく深呼吸。

色んなことを一旦置いておいてほんの数分。例えばひとつの引き出しの中をジャーっと開けてものを処分。クロス片手に子どもがいるリビングの一角をせっせと拭き上げる。視界にはもちろん子どもの姿があるのだけど、ほんの一瞬、一切の感情を捨てて無心になることで気持ちが楽になったのです。実際にものも減り、床がきれいに磨かれていることがすぐ実感できるのでまさに一石二鳥。

気持ちの整理ができると、山積みになった現実に戻っても落ち着いて向き合うことができました。何時までにあれもこれも片付けなければと常に焦っていた自分から、目の前にあるひとつのことだけに取り組めるようになったおかげで、日常的に起きる想像もできない子どもの要求やちょっとしたトラブルにも焦らずに対処できるようになりました。何でも良いのだけど、自分の場合は掃除や片付けがちょうど心の整理に役立ったようでした。

野菜を洗うお子さん

上の子が驚くほど散らかしていても、こんなに散らかして!ではなく、きれいになるってうれしいなあ。気持ちいいなあ。と私自身が楽しんで整理していると、娘も何だか楽しいことをしているのかな、と自然に片付けを手伝ってくれるようになったのもうれしい出来事でした。

もちろん現在も絶賛育児中で、いつだって穏やかでいられるわけではないけど、そのとき身についた習慣は大変役立っています。

山田 愛

PROFILE

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大阪と東京でカフェ『Localite』を営んだ後、神戸へお引越し。育児に専念しながら海の見える場所で家族4人と暮らしている。

(制作 * エチカ)

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コモドライフ編集長NOTE