先輩パパとママの毎日コラムvol.472

こいもらいふ「我が家の家事分担〜ミールキットにしてみる〜」

2022/3/16
こいもらいふ「我が家の家事分担〜ミールキットにして... こいもらいふ「我が家の家事分担〜ミールキットにして...

エディトリアルデザイナー兼イラストレーターの齋藤州一さんとイラストレーターの野田映美さんご家族の物語。文章はパパの齋藤さん、イラストはママの野田さんが担当です。今回はどの家庭でも尽きない悩みのひとつであろう家事分担について。こいもくんの誕生をきっかけに取り入れたというミールキットについてのお話です。

こいもくんが生後4ヵ月目を迎えようとする頃、妻の仕事復帰にあたり、家事をどうしようという話になりました。季節は冬。それまでは野田の母に寒い中、通いで夕食作りを中心に家事を手伝ってもらっていましたが、苦労をかけないためにも、そして私たちが日常生活に戻るためにもいつまでも頼ってばかりはいられません。

とはいえ、こいもくんのお世話をしつつ家事をしつつでは妊娠・出産前の仕事量をこなす時間はなかなか作ることができないため、改めて家事の時間配分について話し合うことにしました。

「あれにはこれくらいの時間がかかって、自分がこの時間にやれば効率的だね」といった具合です。

中でも最も悩ましかったのが食事、特に夕食の準備についてでした。作ることはもちろんのこと、毎日の献立をどうするか考えなければなりませんし、買い物にも時間を取られます。

その際に妻から提案されたのが、ミールキットやその他食材の宅配サービスでした。前の週にカタログが届き、それを見ながらスマホなどで注文できるというもの。私はその存在を当時はよく知らなかったのですが、折しも新型コロナの影響で需要が増え始めており、ちょくちょく耳にはしていました。

要は食事の準備にかける時間をサービスとして「買う」という選択です。ちょっと贅沢とも思われますが、仕事の時間を作るためには背に腹は変えられません!何事もまずは試してみよう!ということで頼んでみることに。

カタログ好きとしては宅配サービスのカタログを見るのもちょっとした楽しみになっています(野田)。カタログ好きとしては宅配サービスのカタログを見るのもちょっとした楽しみになっています(野田)。

いくつかコースがありましたが、我が家は週に1回、月曜に宅配してもらうコースに決定。平日の夕食分として月火は冷蔵のミールキット、水木金は保存の効く冷凍キットを選ぶことにしました。

いよいよミールキットが届き、楽しみ半分、不安半分で数日間試してみました。一食分ごとにパッケージされているのですが、その時点で食材が切られていたり、ボイルされていたりと下準備が施されていて、あとは手順通りに調理するだけ!卵などの食材をプラスすることもありますが、ちょっとの手間なのでそんなに気にはなりません。しかもどれもおいしい!

これならあまり料理が得意でない私でも夕飯の担当ができるため、その間に妻にはこいもくんの寝かしつけなど、別のことをしてもらえます。うーんなるほどこれは確かに便利だな…と唸り、継続することを決めたのでした。

当時ベビーシッターとして来ていた母が見るに見かねて掃除をしたことも…(野田)。当時ベビーシッターとして来ていた母が見るに見かねて掃除をしたことも…(野田)。

レトルトとは違い、新鮮な食材を調理するので罪悪感も少なく、カタログの内容も毎週ローテーションで変わっていくのでいろいろと楽しめます。ミールキット以外の宅配サービスも、消費が多い牛乳やこいもくんの離乳食などを注文することができて助かりました。

また、これは全くの余談ですが、炒めたり煮たりするだけとはいえ、食材を入れる順番や味をつけるタイミングなど意外と勉強になることも多く、続けていくうちに調子づいてきて、休みの土日に何かと手間のかかる料理を作りたがるようになるという……我ながら単純な人間だなと思いますが(笑)、そんな副作用もありました。

料理の腕については謙遜でも何でもなく。こういう人、多いんじゃないかしら(野田)。料理の腕については謙遜でも何でもなく。こういう人、多いんじゃないかしら(野田)。

そんなこんなで食事にかかる負担を減らし、僅かではありますがなんとか仕事の時間を捻出することに成功したのでした。さらに仕事に本腰を入れるため、その春からは保育園に入れることになるのですが、それについてはまた別の回でお話ししようと思います。

齋藤州一・野田映美

PROFILE

齋藤州一・野田映美このライターの記事一覧

齋藤州一
1980年生まれ。宮城県出身。出版社のインハウスデザイナーを経て独立。書籍のデザインやイラストレーションなどを幅広く手がける。
http://sososographics.jp

野田映美
1982年生まれ。多摩美術大学美術学部生産デザイン学科テキスタイル専攻卒業。雑誌、ウェブなど各方面でイラスト、挿絵、イラストコラムを手がける。
http://nodakimi.main.jp

(制作 * エチカ)

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