先輩パパとママに教えてもらいました!vol.27

“今日のわが子に明日は会えない”…だから ベビーフォトで家族の「今」を残そう!

2018/3/30
“今日のわが子に明日は会えない”…だから ベビーフォト... “今日のわが子に明日は会えない”…だから ベビーフォト...

日常的にスマホでわが子の写真を撮影しているけれど、お子さんと一緒の写真や家族そろって撮った写真はあまりないというママやパパは少なくないのではないでしょうか。 1歳4ヵ月の女の子のママである今井桃さんもそのひとり。 そんな今井さんが愛おしいわが子との「今」を残すために選んだのが、定期的にベビーフォトを撮ることでした。

あっという間に過ぎ行く“赤ちゃん期”をしっかり残したい!

「たとえしんどいことがあっても、今日のわが子には明日会えないと毎日思いながら、娘と向き合うようにしています」と話す今井さんは、多くのママやパパがそうであるように、わが子の成長の速さを日々実感しながら過ごしています。とりわけ赤ちゃんの時期はあっという間だからこそ、プロの手で写真に残したいと思ったことが、今井さんがベビーフォトを撮ろうと思ったきっかけでした。

今井さんと娘さんの花ちゃん

1日1日違う表情を見せてくれるわが子の姿を記録しようと、今井さんご自身でも毎日スマホで花ちゃんの写真を撮っているそうですが、節目のときにはお気に入りのフォトスタジオに出向いて、ベビーフォトを撮ることを家族の習慣にしました。

自分で考えたシチュエーションやスタイリングで撮影する

花ちゃんが生後2ヵ月の頃、家族3人で初めてのベビーフォトを撮影しました。まだ小さな花ちゃんと、おそろいのTシャツを着たご夫婦。3人の周りには、おしゃれなパッケージのお菓子が置かれています。このシチュエーションは今井さん自身で決めて、小道具を用意し、スタイリングも自分でしたそうです。「ポップな雰囲気の写真にしたくて、大好きなお菓子に囲まれた空間で撮ることにしました」(今井さん)

まるで雑誌の1ページのようなかわいい写真に大満足。また、この頃好きでよく食べていたお菓子を小道具にしたことで、当時の記憶が鮮明によみがえるそうです。

花ちゃんが生後2ヵ月の頃、家族3人で初めてのベビーフォト

続いてこちらは、おそろいの革ジャンを着てモノクロで撮影したバージョン(左)。同じ日に撮影したとは思えないほど、お菓子を小道具にした写真とはまったく違う雰囲気の1枚に。また、花ちゃんの1歳のお誕生記念には、オムツ姿に革ジャンを羽織った花ちゃんの写真を撮影しました(右)。

「自分たちらしい写真を撮りたくて、革ジャンを衣装に選んでみました。モノクロだとシックな雰囲気になるので、部屋に飾ってもなじむ点が気に入っています」(今井さん)

革ジャンを着てモノクロで撮影したもの

自然体の母と子の姿を収めてもらう

「ベビーフォトの撮影中に花がぐずってしまったので、中断して授乳をしていました。そうしたら、スタジオのカメラマンさんが、“撮ってみますか?”と提案してくださったんです」(今井さん)こうして撮影されたのが、母と子の自然な日常が切り取られた、写真の授乳フォトだそうです。

「もう卒乳したので、このときの花はもう見られません。数ヵ月前の出来事なのにすでになつかしくて、尊い思い出です。自宅ではこういう写真はなかなか撮れないので、とても気に入っています」(今井さん)

授乳フォト

プロに聞く「ベビーフォト」の魅力とおすすめの撮り方

今井さんがマタニティフォトとベビーフォトを撮影したのが、老舗マタニティフォトスタジオ「スタジオ・ネーブル」さんです。最近はマタニティフォトを撮影した方が、産後にベビーフォトを撮影しに再訪することが増えているそうです。世田谷・大宮・名古屋で3店舗を展開する「スタジオ・ネーブル」(http://studio-navel.com)の代表である高田奈付子さんに「ベビーフォト」の魅力とおすすめの撮り方を聞きました。

高田さんご一家のベビーフォト 昨年9月に第三子を迎えた高田さんご一家のベビーフォト

ーーまず、ベビーフォトの魅力についてお聞かせください。

「ベビーフォトの魅力は、あっという間に過ぎ行く赤ちゃん期をプロカメラマンの撮影で残せるところです。また、普段はお子さんを撮影する側であることが多いママやパパも一緒に撮影できるので、幸せな今の家族のカタチもしっかりと切り取ることができます。撮影した写真は、今後育児で大変なときの大きな支えになると思います。そして、家族の結束力が深まります。撮影に来られるお客さまは、みなさん撮影をすることで“今の私たち、いい感じだね”という満足感を得て、帰られていきますね」(高田さん)

家族の手も写りこんだベビーフォト

ーーベビーフォトの撮影に適した時期はいつ頃でしょう。

「最近は“ニューボーン・フォト”といって、産後1ヵ月前後で撮影される方が増えています。ママにとってはちょっと大変な時期だと思いますが、生まれて立ての華奢な感じの残るこの時期の赤ちゃんの写真はいい思い出になります。おすすめの撮影時期は、ママの体調も落ち着いてくる産後2ヵ月から3ヵ月頃。この頃であれば、無理なく撮影にお越しいただけるかと思います」(高田さん)

籠の中の赤ちゃん

ーーおすすめの撮影シチュエーションを教えてください。

「マタニティ・フォトを撮影された方なら、マタニティ・フォトと同じシチュエーションや、同じポーズの中に赤ちゃんが入っているという写真はシリーズ感が出て素敵ですね。また、ママやパパの手が入ってくるなど、赤ちゃんの小ささを強調できるような写真も人気です。最近は撮った写真をリビングに飾るなどインテリアを意識し、ブーケを小道具にする方も増えています。赤ちゃんとお花の組み合わせって、とても素敵なんですよ」(高田さん)

パパの手が入ったベビーフォト

ベビーフォトの魅力にはまっている今井さんにとって、ベビーフォトは未来の花ちゃんに向けたメッセージだといいます。

「私の実家では、今でもお正月になると私が子どもの頃に両親が撮影したホームビデオを見ます。そのたびに、私は両親に愛されていたんだなあと実感します。いつか花が大人になったとき、ベビーフォトを見て同じように感じてくれたらいいなあと思っています。そして、親である私たち夫婦も、このときの感情を忘れずに年を重ねていきたいです」(今井さん)

今井さんと花ちゃん

撮影/安藤佐也加 写真協力/スタジオ・ネーブル 取材・文/羽田朋美(Neem Tree)

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