二人の男の子のママであり、写真家として活動する原 未来さんの、子育ての楽しい思い出。今回は「子どもの体のパーツ」がテーマです。
赤ちゃんって驚くほどにおててもあんよも小さくてお肌もツルツル。
ママのおなかの中に入っていたくらいなんだから、小さいとは思っていたけれど、生まれてきてくれて初めてご対面したときの小ささに、とても驚いたことを覚えています。
あまりにも小さくて優しく触れないと壊れてしまいそうで、初めての抱っこはおっかなびっくりでした。
そんな赤ちゃんのかわいい表情を残しておきたいと思ってカメラを構えると、なかなか足や手などの体の一部分だけを切り取ることは少ないような気がします。でも、私はその小さなパーツを撮影しておくことをおすすめします!
我が家では、子どもが生まれてから、体調管理やスキンシップを兼ねて足をマッサージしてあげるのですが、9才になる長男の足はもう私と同じくらいの大きさです。たった9年でこんなにも大きくなってしまうのだとビックリするとともに、赤ちゃんの頃の小さい足を撮影しておいて本当によかったと思っています。
さらに、長男の顔に寄って撮った写真も見返してみると、赤ちゃんのときには何もなくてツルツルだったのに、気がついたときにはホクロがたくさん!
今はホクロがチャームポイントと言えるくらいにあります。
毎日一番近くで見ているから、つい見過ごしてしまうことも多々あると思いますが、こうやってパーツの写真を残しておくことで、子どもの小さな変化までよく分かります。体調の変化や、子どもの状態の変化なども気づきやすくなるのではと思います。
私は他にもパパに抱っこされて肩にもたれて眠っているときに、チャームポイントの長い睫毛に寄って撮影したり、泣き顔を撮ったり、おむつ姿や裸ん坊の写真も撮ったりしていました。
子どもが大きくなってくると、写真を撮られるのを嫌がったり恥ずかしがったりすることもあるけれど、撮った写真は本当に宝物だし、その瞬間瞬間しか残すことができない大切な時間です。
楽しくいい時間を過ごしたこと、小さな成長をひとつひとつ喜んで過ごしたこと、ぜひ記録としてこれからも残していきたいなあと思います。
PROFILE
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写真家。2人の男の子のママ。高校卒業後に渡米し、写真家・ホンマタカシ氏のアシスタントを経て独立。
http://miraihara.wixsite.com/work
(制作 * エチカ)