駅すぱあと取材班

やさしいおでかけプロジェクト

vol.13 相模鉄道が新型車両「相鉄20000系」を運行開始!ベビーカーでお出かけしたくなるポイントとは?

3月2日に全国で新発売されたピジョンのベビーカー「Runfee(ランフィ)」の「シュシュグレー」と、セカンドベビーカーにおすすめの「Bingle(ビングル)」の「サンシャインレッド」を持って、ピジョンインフォアンバサダーのママ・赤ちゃんと一緒に、運行を開始したばかりの相模鉄道「相鉄線20000系」を調査してきました。

相模鉄道が新型車両「相鉄20000系」を運行開始!ベビ... 相模鉄道が新型車両「相鉄20000系」を運行開始!ベビ...

こんにちは! 乗り換え案内サービス「駅すぱあと」の取材班です。
今回の“やさしいお出かけ”情報は、今、子育てファミリーに優しい沿線として注目を集めている相模鉄道・相鉄線の新型車両「20000系」です。

相鉄20000系はベビーカーを利用しているママ大歓迎の新型車両とのことで、今回は、なぜやさしいお出かけにぴったりなのか、ピジョンインフォアンバサダーのコールめぐ美さん&乃亜くん(10ヵ月)と一緒に、かしわ台車両基地へ!

より押しやすくなった新しい「Runfee」の「シュシュグレー」と、軽くて持ち歩きがしやすい「Bingle」の「サンシャインレッド」を持って、相鉄20000系の車内の様子をたくさん撮影&取材してきました!

相模鉄道株式会社車両センター入口
スタイリッシュでかっこいい「YOKOHAMA NAVYBLUE(ヨコハマネイビーブルー)」の相鉄線20000系

相鉄線20000系は東急線への直通運転を見据え、相模鉄道の完全新造車両として製造されました。
スタイリッシュでかっこいい「YOKOHAMA NAVYBLUE(ヨコハマネイビーブルー)」の車体は、2月11日にデビューしたてでピカピカです!
相鉄線と東急線の直通運転が開始されれば、今まで乗り換えなければならなかった東京都心へも一本でつながることになり、格段に便利になるはず。その日がとっても待ち遠しいですね!

相鉄線沿線は子育てファミリーが多いそうで、20000系にはベビーカーを愛用しているママでも利用しやすい工夫が盛りだくさん。従来の電車のイメージを覆す「改革ポイント」をピックアップしてご紹介します!

ポイントその1:コンパクトなのに広々!そのワケは?

20000系は都内乗り入れを念頭に製造されているため、他の相鉄線の車両と比べると車体が狭くなっています。
「狭い電車ならなおさらベビーカーは遠慮してしまう……」と思う方もいるはず。でも、ご安心を! 実際に乗り込んでみると、ゆとりある作りで、ベビーカーを開いたままでも狭さを感じさせない広さです。

見通しがよく圧迫感のない車内

この広さの秘密は「見通しの良さ」。

ドア横の仕切り板は上から下まで全面ガードされていますが、透明な強化ガラスを使用しているため視界が遮られることがありません。
また、天井を高くしたり、通路のドアが隣の車両まで見通せるガラスだったり、吊り広告の根元を鏡にして奥行きを見せたりといった、圧迫感を減らして車内を広く見せる工夫が随所に施されていました。

車内に鏡を設置

鏡と言えば、車内に「鏡」がついている点も特徴的。相鉄線の車両の一部には車内に鏡を設置されています。地元の方や鉄道ファンの方は一度は見たことがあるのでは。

大きな荷物の中から鏡を取り出すのが手間で身だしなみチェックを諦めているママにも、鏡が大好きな赤ちゃんにとっても、ちょっぴりうれしいポイントですね!

ポイントその2:ベビーカーを利用しているママが座りたくなる座席!

相鉄線20000系の座席は、座り心地がふわふわでとっても気持ち良い!
とは言え、通常の座席の場合、赤ちゃんを抱えたままの立ち座りは負担になる上、赤ちゃんが落ち着かずにすぐに立ってしまうことも考えて、座りたくても我慢するママも多い現状です。
それを解決すべく新しく導入されたのが、こちらの「ユニバーサルデザインシート」です。

ユニバーサルデザインシート

コールさん
「なんか椅子が高い…?座りやすいです、すごい!」

そうなんです! 実は、座面の高さが一般の座席より高く、幅も広いんです!

通常の座席に座ったところ ▲通常の座席
ユニバーサルデザインシートに座ったところ ▲ユニバーサルデザインシート

浅く腰掛けられるので赤ちゃんを抱っこしたままでも立ち座りの大変さがなく、手すりを使って「よっこいしょ」と立ち上がることもできちゃいます!
もちろん、通常の座席と同じように座り心地の良さも追求されていますよ。

コールさん
「柔らかいです、すごく気持ちいい感じで。高さ完璧ですね!」

座り心地の良さを感じているコールさんと乃亜くん

相模鉄道 車両部 関根さん
「お子さんがいる方や足腰が弱い方の中には、一回座ると立てなくなってしまうこともあると思います。実際、我慢して立っている様子のお客様をよくお見かけすることがありまして、私共はそういった方にこそこの座席に座っていただきたい、という思いがあります」

と、ユニバーサルデザインシートの活躍を心待ちにしているようでした。

ポイントその3:逆転の発想でママも驚きの座席下収納!

皆さんはお気づきでしょうか?実はこの座席、通勤電車なら必ずあるはずの“あるもの”がないんです。

網棚がありません

……そう! 網棚です!

その代わりに設置されたのが、「座席下の収納スペース」。
小型のキャリーバックなら楽々入れられるほど大きなスペースが確保されているので、たくさんの荷物で重くなったママのバックも、上げ下ろしする手間なくすっぽり収納できますよ。

座席下の収納スペース

コールさん
「上の網棚だとすごい大変なんですよ、重いから。下に荷物が置けるのはとても良いアイデアだなと思います!」

雨の日など床が濡れてしまうことも考えて、座席下収納は床よりも一段高くなっています。
利用者が躊躇なく使えるような細やかな配慮がうれしいですね。

「ユニバーサルデザインシート」の前にはベビーカーを畳まなくても乗れる車いす・ベビーカー用の「フリースペース」もあります。

ベビーカーを畳まなくても乗れる車いす・ベビーカー用の「フリースペース」
車いす・ベビーカー用の「フリースペース」の窓から景色を見る様子

赤ちゃんの状況次第でベビーカーと座席を選べる点はポイントが高いですよね!
空いている時間帯ならベビーカーを畳まずに置き、赤ちゃんを抱っこして座席に座るといった使い方もできますよ。

現在運行している多くの通勤電車では、フリースペースを備えた車両が限られてしまいますが、相鉄線20000系ではすべての車両にフリースペースを設けているため安心感が違いますね。

相模鉄道 車両部の関根さんから、ママと赤ちゃんにやさしい車両を設置した経緯についてお話しいただきました!

話している相模鉄道 車輌部 関根さん

相模鉄道 車輌部 関根さん
「昔の考え方で、通勤電車はお客様をたくさん運ぶためのもので、サラリーマンの方を利用ターゲットにしていたところがありました。当然座席が多いほうが今の段階ではお客様に喜んでいただけますが、これからの社会を考えた時に、フリースペースはより幅広いお客様のお役に立てる形でないと、鉄道事業としてもやっていけないのかな、と考えたんです。なるべく選択肢を広げていこう、ということでこのフリースペースを備えた車両を設置しました」

相鉄線20000系にはその他にも、全車両に空気清浄機を導入したり、昼間と夜でLED照明の色を変化させたり、手すりをつや消し加工することで手汗や皮脂汚れが付きにくくしたりと、利用者にとってうれしい設備が満載です。

昼間のLED照明の色 ▲始発~18:00まで
夜間のLED照明の色 ▲18:00~終電まで

車内のLED照明の光は、季節ごとにも変化するそうで、利用者に楽しみや驚きを与えるユニークなアイデアも活用されています。
また、特徴的な形の吊り革は、どこを掴んでも掴みやすい、グッドデザイン賞を受賞した吊り革なんですよ!

グッドデザイン賞の吊り革がお気に入りの様子 ▲グッドデザイン賞の吊り革がお気に入りの様子

ポイントその4:相模鉄道が挑む「デザインブランドアッププロジェクト」

相模鉄道は数年前から「デザインブランドアッププロジェクト」を掲げ、ブランドイメージの向上を図る上で不可欠な子育てファミリーに優しい沿線改革に取り組んできました。相鉄線20000系も、「デザインブランドアッププロジェクト」の一環で生まれた車両です。

また、南万騎が原駅周辺は、幅広い世帯が住みやすい街づくりのモデルケースとして、大規模なリノベーションプロジェクトが進められています。南万騎が原駅前の広場も、グッドデザイン賞を受賞しているそうです!

デザインブランドアッププロジェクトに即した椅子

駅ホームにある、一人分の幅が二人分もありそうなくらいワイドな椅子も、このプロジェクトに即したもの。

従来の駅ホームの椅子はコンパクトな作りなので、膝の上に置けなくなった荷物を横に置く人も多いはず。赤ちゃんを抱っこしたママならなおさら二席使わないと大変ですよね。
そこで、「どうせ二席分必要なら一席の幅を広げたほうが使いやすい!」と、このワイドな椅子が誕生したそうです。

コールさん
「楽です、すごい~! 普段は荷物を下に置くのがすごく嫌で、でも二席使うのは周りの方にも迷惑かもしれないし、ちょっと置きにくくて。この椅子はいいですね!」

と、普通のホームの椅子とは違う使い勝手の良さに納得の様子でした。

隣に人がいても赤ちゃんを抱っこしたまま楽に荷物が取り出せる! ▲隣に人がいても赤ちゃんを抱っこしたまま楽に荷物が取り出せる!

今回の取材中、相模鉄道の方々は、写真に写り込まないように遠くから見守られていたり、20000系では未導入の相模鉄道のイメージキャラクター「そうにゃん」の吊り革を取材班に見せてくださったりなど、とてもサービス精神旺盛で、そのせいもあってか赤ちゃんも終始ゴキゲンな様子でした。

しまいには電車が大好きな様子の赤ちゃんに「ぜひうちに入社を!」と声をかけるほど!

乃亜くんをスカウトしようとする相模鉄道の方々

昔の考えに固執せず、柔軟な発想で「デザインブランドアッププロジェクト」に取り組んでいる相模鉄道。ここにママと赤ちゃんにやさしい相鉄20000系が加わり、沿線には今後もますますベビーカーが必要な子育てファミリーが増えていきそうです。

相模鉄道 広報 飛川さん/車両部 関根さん、村松さん/相鉄ホールディングス 鈴木さん

左から:相模鉄道 広報 飛川さん/車両部 関根さん、村松さん/相鉄ホールディングス 鈴木さん

<ポイントまとめ>

<Special Thanks>

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