2人の女の子のママとして、日々をていねいに暮らし、美しい毎日を記録として写真に残し続けている相武さん。いまではすっかりお姉ちゃんになったお子さんたちの子育てを振り返っていただきます。今回は、初めての遠出から家族で楽しむ「おでかけ」のはなし。
ーー赤ちゃんとおでかけするのは楽しいですが、はじめの頃は緊張するかもしれません。相武さんは、赤ちゃんとの最初の遠出はどこでしたか?
相武
おでかけとは少し違うかもしれませんが、最初の遠出は、里帰り出産で帰っていた富山県の実家から、愛知県の自宅に戻るときです。赤ちゃんと夫と3人で初めての大移動をした、印象に残っている思い出です。
ーー最初にでかける場所として、相武さんと同じように里帰り出産でご実家から自宅へだったり、または、ご挨拶しにご実家へ行くというかたも多いかもしれませんね。相武さんは産後どのくらい経ってからご自宅へ戻られたのですか?
相武
帝王切開だったので、傷が痛くなくなり、自宅で生活することに自信が出てきた出産後1ヵ月半頃に帰りました。そして夫に荷物をまとめたりして欲しかったので、夫が三連休を取れる日を狙ってスケジュールを計画しました。初日は実家での荷物まとめ、2日目は移動日、3日目は自宅での荷ほどきにあてました。
ーーやはり、周りのサポートも必要ですよね。事前に準備したものはありますか?
相武
車での移動だったのですが、どこのサービスエリアに授乳スペースがあるかや、突然のことに対応できるようにサービスエリアの間隔も事前に調べました。この初めての外出で感じたのは、立ち寄るところ立ち寄るところで、どこも赤ちゃん連れには優しいこと。オムツに関しても捨てる場所があるのはもちろん、捨てる用に小さな袋も用意されていたりと、お母さんになって初めて知ることが多かったです。
ーーほかにもおでかけで思い出深いエピソードはありますか?
相武
私も主人もおでかけは大好きで、娘たちが小さい頃からいろんなところにでかけました。最初の頃は、苦労も工夫もたくさんしました。子どもはうまくお昼寝ができないと、夕方はぐずりがすごかったりしたので、遠出をしても夕方には帰宅するようにしたり、帰宅できない場合は子どもが眠れるようにおなかを満たしてからドライブしたりと、子どものペースに合わせることで楽しくおでかけができるように。
また、小さい頃から家族でよくキャンプにも行きました。キャンプはテントの設営をしたりご飯を食べたりと、一日の生活すべてを外で体験できるのが楽しいところ。子どももお手伝いを積極的にしてくれるし、遊ぶのも家族全員で。小さいときはオートキャンプでした。オムツを替えたり授乳などの急なことにもすぐに対応できますし、気温の心配も少なかったからです。
少し大きくなるとテント泊をしました。夜、ヘッドライトをつけて星を見に行ったり、虫の鳴き声を聞きながら寝たいい思い出です。寒い時期はコテージ泊にしてます。どこかへの旅行ももちろん楽しいけど、そこでキャンプすることが目的のおでかけも時間に余裕ができて、自然の中でたくさんの遊びができるからオススメです。
ーー生活を体験したり、自然に触れ合えるキャンプは大人も子どもも楽しいですね!ちょっとハードルが上がりそうな、飛行機などの公共交通機関を利用しての旅行は、お子さんが何才になってからでしたか?
相武
飛行機は2才のときです。沖縄に行きました。飛行機の席は困ったときにすぐに対応いただけるようにとCAさんの近くの席をリクエストしましたし、乗る際も優先搭乗があるなど、子連れにとても優しいと感じました。また、旅先では子どもが楽しめる場所を優先して調べ、泊まるホテルでもベッドガードをつけてもらったり、ベッドのサイズや配置を工夫してもらったりしました。
ーー初めてでかけるパパママにアドバイスをお願いします!
相武
おでかけはとても楽しいので、家族の思い出づくりにもたくさん経験してほしいのですが、楽しいぶん、子どもは疲れてしまうと思います。ポイントは、子どものペースを大事にしながら家族全員で楽しめるプランを立てること。そうすることでみんなにとっていいおでかけになると思います。
PROFILE
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2人姉妹のママ。子どもとの愛おしい日々をカメラに収め、インスタグラムにアップする日々。愛用カメラは『Canon EOS 6D 』。2015年にシグマフォトコンテスト優秀賞を受賞するほどの腕前。
https://www.instagram.com/aimue/
(制作 * エチカ)