先輩パパとママの毎日コラムvol.384

なんでもない日もありがとう「工夫しながら楽しむ赤ちゃんとのごはん」

2020/12/27
なんでもない日もありがとう「工夫しながら楽しむ赤ち... なんでもない日もありがとう「工夫しながら楽しむ赤ち...

フードユニット・TORiの岡本雅恵さん。今回は赤ちゃんの離乳食・ごはんについてのお話です。

料理の仕事をしているから、赤ちゃんのごはんいろいろ作りそうだよね〜!子どもがうらやましいな〜、なんて嬉しい声をかけてもらったこともありました。時間に余裕のあった一人目のときは、確かに頑張っていろいろ作ったり、自身も楽しめていた気がしますが、二人目ともなると、アルバムをさかのぼって見てみたけれど、見事に二人目のための離乳食関係の写真がほぼなくて!薄めのお味噌汁やスープを作って、ごはんを入れて…なんていうのが定番スタイルになっていた気がします(汗)。 

しらすを混ぜたご飯と、ブロッコリーとひき肉のあんかけの献立。きちんと写真が残っているのは一人目のときのものなんです(笑)。しらすを混ぜたごはんと、ブロッコリーとひき肉のあんかけの献立。きちんと写真が残っているのは一人目のときのものなんです(笑)。

二人目のときは、お出かけするときも、市販の離乳食をうまく取り入れたりしたりと、手が抜けるときは楽をしていましたよ。あと、バナナには大変お世話になりましたね〜。バナナさえあれば!と、常にストックしてあった気がします。

毎回の子どものごはんは、出産のお祝いでいただいた木のプレートに主食やおかずをのせて、下には手ぬぐいを敷いて、小皿は大人が使うような陶器のものを使っていました。子どもが大きくなっても、そのまま長く使えるようなものがいいな〜と思ってのことでした。実際、今でも普段の食卓でよく使っています。

切るだけ、混ぜるだけなど、毎食のことなので、いろいろと献立の組み合わせにも工夫を。切るだけ、混ぜるだけなど、毎食のことなので、いろいろと献立の組み合わせにも工夫を。

手数を減らそうと、冷凍ストックをせっせと作っていたときもあったのですが、時間が経つと独特の匂いがうつるのがダイレクトにわかるようで、いっさい口に入れてくれなかったり!と、赤ちゃんの味覚の敏感さに驚いたこともありました。なので、今でも活用していますが、時間があるときに何種類かの野菜をそれぞれ茹でておき、冷蔵庫に常にストックし(2〜3日保存可能)そのまま食べたり、何かに応用したりしています。

子どもの好きな食材のブームがくると、食べてくれるのでこちらも嬉しくて、続けてあげてしまったりすると、いきなりブームが去ったりして、食べなくなったりすることも。ことあるごとにいろいろ振り回されていました(笑)。おやつに野菜をすりおろしたものを入れたり、混ぜ込んで焼いたりと、少しでも野菜を摂ってもらえたら〜と作ることもあったのですが、意外な美味しさを発見したりと、私自身、勉強になることもたくさんありました。

これは小松菜を入れた蒸しパンです!これは小松菜を入れた蒸しパンです!

子どもを育てていくことと、食事は切っても切れることがなく、お母さんの悩みのタネ、常に上位をキープしているんじゃないかなと思っています。実際、私自身も悩んだり、切実に食べてほしいと、子どもに対して涙ながらに訴えたこともありました…。

お外で食べて気分転換したりも!お外で食べて気分転換したりも!

子どもが育ってきた今でも、別の形で悩みはやってきたりしますが、風邪もひかず健康で、目の前で笑って食べてくれていたらOKかな!と、1食単位ではなく、1週間単位で、栄養や量なんかをざっくりと捉えるようにしています。食べ物でその人自身が作られるということ、そんなことを意識しながら、食事のことを考えていけたらいいな〜と、常々思っています。

Rom 岡本雅恵

PROFILE

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料理家。友人と共にフードユニットTORiとして、カフェ営業、ケータリング、webや雑誌などのレシピ提供などを経て、2020年に長野へ移住。畑に隣接する古民家をアトリエとし、Romという屋号で活動を開始。野菜を育てたり、土に近い暮らしを通じて、さらに季節と地域を意識した食の在り方を模索中。女の子と男の子の二児の母。
https://www.instagram.com/masha518/
https://www.instagram.com/atelier.rom/

(制作 * エチカ)

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