妊娠から育児までまで、ママの体は大忙し。それまで何気なく食べていたものを意識するようになる方も多いはず。赤ちゃんの離乳食が始まればまた新しいお悩みも登場するかもしれません。でも生活の基本となる「食」は、ストレスフリーで楽しみたいですよね。そんなみなさんに、今回は簡単に作れる「薬膳」レシピをご紹介します。
おいしいものを食べるだけで、幸せな気分になりますよね!赤ちゃんだって、きっとそう。
子育てのヒントがたっぷり詰まった「コモドライフ」を覗けば、たくさんのおいしい記事に出会えます。
そんななか、今回はママに嬉しい(もちろん赤ちゃんも!)、体が喜ぶ「薬膳レシピ」の記事をご紹介します。寄稿してくれたのは、菓子・料理家として雑誌や書籍で活躍のほか、不定期で薬膳カフェも営む渡部和泉さん。国際中医薬膳師であり、漢方薬メーカーや無添加食品会社の勤務を経て独立されたという、なんとも頼もしい経歴のママなんです!
最初に伺ったお話は、渡部さんがママになって「ごはんは“たのしく”」と決めたエピソードとともに、渡部家の離乳食の定番、「大人のポタージュにもなる野菜粥」のレシピでした。
食のプロでも赤ちゃんの「離乳食」に悩んだりするんだ!と思ったのと同時に、本当に単純で大切な “たのしむ”ということを、あらためて教えていただきました。育児はもちろん、どんなことにも言えるかもしれませんね!
ところで、みなさんもきっと頭を悩ませるのは「お食い初め」なのではないでしょうか?もうお食い初めを終えられた方は、どんなお膳を作りましたか?一生に一度きりの大切なイベント、渡部家の場合は、やはり肩肘張らずに“たのしく”がポイントでした。
また、渡部さんは妊娠・出産で体調の変化が起こるママのためのレシピも、たくさん教えてくださいました。どれも簡単なんです!
その一部をご紹介すると…
つわりのおやつにおすすめなのが「100パーセントジュースで作る無添加グミ」。コンロも不要で電子レンジで作れる、ぷるぷるつやつやのかわいいグミです。お子さんのおやつにもぴったり!
つわりのおやつ「コンロ不要ですぐ出来る!自家製無添加グミ」
果物や野菜ジュースで自家製グミを作ってはおやつにした。それで気がまぎれたのかどうかは分からないけれど、ほどなくしてつわりは収まった。
出産前に仕込んでおきたい「産後の自分を助ける薬膳クッキー」は、貧血を補う効果のある黒糖とナッツの香ばしいクッキー。生地は冷凍保存できるので、食べたいときに食べたい分だけ焼けばいいので、「突然の来客時なんかにも重宝しました」と渡部さん。たしかに、赤ちゃんが産まれたときは、お客様も多くなりますよね。そんなときに手作りおやつでおもてなし、いかがでしょう?
産後の自分を助ける、出産前の作り置き「黒糖ナッツクッキー」
出産時には多量の血が失われます。それを補う効果のある黒糖とナッツを加えた、産後におすすめの薬膳クッキー。
渡部さん自身が産後の気分が落ち込んだときに作っていた「百合根のハーブソテー」も教えていただきました。薬膳的に気分を落ち着かせてくれる百合根とリフレッシュにもなるハーブの組み合わせ。さっと作れるので、時間のないママにぴったり。そしてなんだかとってもおしゃれ!料理は、見た目も気分を上げてくれる要素のひとつなんだなと思いました。
落ち込む時に食べたい「百合根のハーブソテー」
薬膳的に気分を落ち着かせてくれる百合根とリフレッシュにもなるハーブを組み合わせたソテー。
最後にもうひとつ、「さつまいものプルーン煮」は、食物繊維が豊富なさつまいもとりんごとプルーンで、妊娠中のマイナートラブルの便秘のお悩みのお助けメニューとしてご紹介いただいたのですが、アレンジ力も魅力のひとつ。バターやシナモン、はちみつなどを加えてもいいですし、暖かいままでも、冷蔵庫で冷たく冷やしても◎。潰せば離乳食にも早変わりという、ママにはありがたすぎる一品でした。
「薬膳」と聞くとなんだか、難しそうだし、そもそもおいしいの?と思うかもしれませんが、渡部さんのレシピはどれも手軽でおいしく、そしてステキ(先ほどもいいましたがここも大切!)なんです。ぜひ、チェックしてみてくださいね。
おなかがグーグーすいてきますよ!

PROFILE
コモドライフ ライター・田口みきここのライターの記事一覧
「コモドライフ」でライターをしています。取材のこぼれ話や、印象に残っている話題など、記事を紹介しながら振り返ってみたいと思います!