2人の男の子と暮らすママ・deko_lifeさんに伺う子育てのこと。今回は「離乳食」をテーマにお届けします。
暮らしのなかでも「食」は、我が家でとても大切にしていることのひとつです。
子どもが生まれてからは、栄養のことを気にかける以上に、食べることの楽しさを伝えて、食卓を囲む時間そのものを好きになってもらえるように心がけてきました。
兄弟ともに生後6ヵ月から始めた離乳食。ハーフバースデーを迎えた日に、ひと匙のお粥を口に入れると、ベビーチェアから飛び出す勢いでもっともっととアピールしてきて、その食いしん坊っぷりに思わず笑ってしまいました。
長男のときは新米ママで初めての経験の連続でしたので、電子レンジは一切使わずに蒸篭で調理をしたり、2才前まではタンパク質が月齢ごとの目安量を超えていないか計量器で毎食計っていたり、今から思うと力が入りすぎていたように思います。
次男のときは2人育児にてんてこまいで、長男のときほど余裕がなかったこともありますが、大人の食事から取り分けて離乳食にしたり、私も少し力を抜いて向き合えるようになっていました。
次男は離乳食の早い時期に、気が付いたらスプーンを自分で握って上手に食べられるようになっていたので、親があれこれ心配して手助けするよりも、自分で食べたいという意欲が見られたときにそれを尊重してあげる方が、成長に繋がるのだと実感しました。
離乳食作りや大人の食事の支度は、赤ちゃんがお昼寝の時間にしていましたが、お昼寝の時間が短くなりヨチヨチ歩き出すようになると、目が離せず食事作りが度々中断して大変だと感じることも正直ありました。
丁寧さも大切ですが、日々の食事作りを頑張りすぎて子どもと過ごす時間が少なくなるのは本末転倒だと思い、大人の食事が1品少なくなっても構わないので、その分絵本を読む時間を増やしたり、比較的子どもが機嫌の良い朝にご飯の下ごしらえや、常備菜や離乳食のストック作りをしたり、子どもの成長に合わせて時間の使い方も自然と変わってきました。
赤ちゃんがスプーンを握って、半分くらい床に落とした日もあった離乳食。正直お掃除が大変だなと思ったこともありましたが、嬉しそうに手掴みしたり、自分で食べようと一生懸命な姿のひとつひとつに私自身も励まされ、あっという間に過ぎていった赤ちゃん時代のかけがえのない思い出となっています。
子どもの食べたいという気持ちを応援しながら、子どもの心の芽が育つように、毎日の食卓をこれからも家族で楽しんでいきたいです。
PROFILE
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2014年・2016年生まれの男の子のママ。子どもとの日々の暮らしをInstagramにアップする。
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(制作 * エチカ)