2人の息子との平凡で愛おしい日常「子どもの食べたい気持ちを育てる我が家の食育〜好き嫌いとの付き合い方編〜」
2人の男の子と暮らすママ・deko_lifeさんに伺う子育てのこと。今回は「子どもの好き嫌い」をテーマにお届けします。
離乳食の間は初めて食べる食材に興味津々でしたが、幼児食に移行する頃には、それまで喜んで食べていた食材を避けるようになったり、少しずつ食の好みも出てくるようになってきました。
我が家の食育の方針は、“好き嫌いなく何でも食べること”ではなく、“子どもが食に興味を持ち、食べたいと思う気持ちを育てること”ですので、歯が生え揃っておらず、飲み込む力も弱い乳幼児のうちは、食べられないものがあって当たり前というスタンスで対応していました。
長男が大好きだったほうれん草をしばらく口の中でモグモグした後、飲み込む前にべぇっと出してしまうことが続いたのですが、様子をよく観察してみると、味が嫌いなのではなく、まだ飲み込みづらい調理法なのかもしれないと気づきました。そのため、奥歯が生え揃うまでは、葉野菜はポタージュにすることに。
次男は比較的何でも食べられたので、おひたしや炒め物も出して、兄弟でも離乳食から幼児食に移行していくなかで調理法や進むペースを変えるなど、その子に合わせて工夫していました。
苦手な食材に出会ったときは、無理に食べさせるのではなく、同じ栄養素の食材で食べられるものを探したり(肉や魚の食感が嫌で食べない日は、代わりにお豆腐を温めて出してたんぱく質を補うなど)、好きな味付けや食感になるように、炒める・蒸すなどの調理方法をアレンジしたり、とろみづけや口当たりの良い切り方に変えるなどして、「子どもの好き」を探していました。
思い出深い出来事といえば、長男が3才の夏に子どもと醤油麹を作ったのですが、それまで苦手だった胡瓜や茄子を醤油麹につけるとパクパク食べるようになり、大人用の野菜の蒸籠蒸しにも箸をのばして、椎茸や長ネギも甘くて美味しいと食べるようになりました。
月齢が上がっていくにつれ、何かのきっかけで食べられるようになるので、苦手な食材を無理に克服させることより、長男と次男それぞれのペースで好きなものをゆっくり増やしていって、私自身も食事の時間を楽しんできてよかったなと感じています。
PROFILE
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2014年・2016年生まれの男の子のママ。子どもとの日々の暮らしをInstagramにアップする。
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(制作 * エチカ)