先輩パパとママに聞きました!vol.125

イラストレーター・角裕美さんの、赤ちゃんと一緒。「初節句」のおはなし。

2021/3/5
イラストレーター・角裕美さんの、赤ちゃんと一緒。「... イラストレーター・角裕美さんの、赤ちゃんと一緒。「...

一児のママで、イラストレーター・角裕美さんの、赤ちゃんのいる暮らしをお届けします。今回は、思い出に残る「初節句」についてお話を伺いました。

ーー初節句はどのように迎えましたか? 何か準備はしましたか?

角さん
具体的にこれをやろう!とは、特に決めてはいなかったのですが、美味しい料理を家族3人で食べてお祝いできたらいいね、と夫と話していました。初節句については特に調べることもなく、鯉のぼりを飾って兜をかぶってチマキを食べるくらいのイメージでした(笑)。

ところが、新型コロナウィルスで、そのまま東京に戻れなくなり地元でお祝いすることに。夫は1人東京だったので少しかわいそうでしたが、両親は一緒に記念撮影もできて、兄の兜を被った息子の様子も見ることもできて、嬉しそうでした。

ーー当日は、どんなお祝いをしましたか?

角さん
実は初節句のお祝いに、両親には事前に鯉のぼりを買ってもらっていたんです。今住んでいる東京のマンションは狭く、実家にあるような大きな兜や鯉のぼりを飾る場所はなかったので、小さくて部屋にちょこんと飾れるタイプのものを探していたところ見つけたのが、モビールタイプの吊るせる張り子の鯉のぼり。

息子も寝転んだ状態で見ることができるので、嬉しそうに眺めていました。それが東京の自宅にあるものですから、急遽、私が鯉のぼりを作ることに!

ダンボールで作った鯉を編み物棒に巻きつけた、手作り鯉のぼりです。

モビール鯉のぼりと、手作り鯉のぼりモビール鯉のぼりと、手作り鯉のぼり

ーー手作りの鯉のぼり、とっても素敵ですね!

角さん
一生に1回の初節句、私にとっても、思いがけずいい思い出になりました。母も風呂敷で兜を作ってくれたので、手作り鯉のぼりと一緒に写真を撮ったり、兄の小さい頃の兜も出してくれたのでそれも被って写真を撮ったりと、賑やかな1日でしたね。

食事は、息子はまだ食べられないものが多かったのでチマキだけを用意。手に持ってもらい写真を撮りました。お祝いに参加できなかった夫からは、太鼓のおもちゃがプレゼントに送られてきました。

母作風呂敷兜(左)と兄兜母作風呂敷兜(左)と兄兜

ーーご実家での初節句を迎えたことで、角さん自身も節句の思い出など振り返られたのではないでしょうか?

角さん
そうですね。私は7段の大きな雛人形を毎年飾ってくれて、嬉しかったのを覚えています。そのときの写真をちょうど実家で発見したのですが、当時の私の顔が今の息子の顔とそっくりで笑ってしまいました。私の節句の思い出は、みんな息子に夢中で全く話題にはならなかったですが(笑)。

息子にそっくりな私です息子にそっくりな私です

ーー初節句を迎えて、どんな気持ちになりましたか?

角さん
ちょうどつかまり立ちが始まった頃だったので、大きくなったなぁと改めて元気に育ってくれていることをありがたく思いました。

行事はやってもやらなくてもいいかなとそれほど執着していなかったのですが、実際にお祝いすると自分たちもとても楽しく幸せな気持ちになるので、これからもやっていきたいと思いました。

生まれて1ヵ月で行ったお宮参りや、鯛とケーキ、煮物やお吸い物、お赤飯など用意して大変だったけれど楽しかったお食い初めもいい思い出。写真館で写真もちゃんと撮りたいなと思っています。

つかまり立ちができるようになった息子と、瀬戸内海でも記念撮影つかまり立ちができるようになった息子と、瀬戸内海でも記念撮影
角裕美

PROFILE

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武蔵野美術大学視覚伝達デザイン学科卒業。グラフィックデザイナーを経て、イラストレーターとして独立。雑誌、書籍、広告などで活躍するほか、定期的に個展も行う。
http://kadohiromi.com/

(制作 * エチカ)

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