先輩パパとママの毎日コラムvol.471

こいもらいふ「こいもくんのお食い初め」

2022/3/15
こいもらいふ「こいもくんのお食い初め」 こいもらいふ「こいもくんのお食い初め」

エディトリアルデザイナー兼イラストレーターの齋藤州一さんとイラストレーターの野田映美さんご家族の物語。文章はパパの齋藤さん、イラストはママの野田さんが担当です。今回はこいもくんの誕生後の初イベント、お食い初めについてのお話です。

こいもくんにとって初めてのイベントといえば、生まれて100日目の「お食い初め」でした。首が据わり始め、ようやく膝の上で抱えて座ることができるようになった頃です。

こいもくんが生まれて妻に相談されるまで、お恥ずかしながら私はお食い初めなる行事があることを知らずに生きてきました。一生食べることに困らないように、そして健やかに育つようにという願いを込めて行われるお祝いごと、とのこと。

親に聞いてみたところ、私も生後100日目にお食い初めをしていたようでした。当然のことながら全く記憶にはありませんでしたが、私も同じ頃、親に願いを込めて祝ってもらえていたという事実に「そうだったのかぁ」と感慨深くなるとともに、こいもくんが生まれたことによって巡り巡ってそのことを知ることができた、という巡り合わせにも言い表せない感謝の気持ちを感じたのでした。

お宮参りもしなかったので、家族の集まるタイミングとしてお食い初めがちょうどよかったのかも(野田)。お宮参りもしなかったので、家族の集まるタイミングとしてお食い初めがちょうどよかったのかも(野田)。

さて、そうとわかればこいもくんも祝ってあげたい!とはいえ、夫婦ともに自営業で私は〆切に追われる日々、妻も産後復帰を目指して動き始めているときに、こいもくんのお世話をしながらどうやってお食い初めの準備をしよう…。一汁三菜?尾頭付きの鯛?なんだかハードルが高そう。

調べてみると、インターネットの注文でお食い初めセットなるものがいろいろとあるではありませんか。しかも歯固め石付き!本来であれば自分たちできちんと用意した方がよいのでしょうが、無理なく日常の子育てや家事、仕事に注力するためにも、活用できるものは活用してもよいのでは、という考えにいたり、注文してみることになりました。

お食い初めの前々日くらいにそのセットが冷凍で届いたのですが、鯛の尾頭からハマグリのお吸い物、お赤飯にいたるまですべての料理が準備されていて解凍&レンジでチンするだけ。なんと便利な世の中でしょう!当日にはそれを盛り付け、早くも準備は万端です。

どういう順番で湯煎や解凍などしていくか、久しぶりに調理するときに脳を使った気がしました(野田)。どういう順番で湯煎や解凍などしていくか、久しぶりに調理するときに脳を使った気がしました(野田)。

当日の夕方、野田の両親を招き、齋藤の両親はビデオ通話を繋いでその時を迎えました。セット同梱のリーフレットに作法が掲載されており(これまたなんて親切なセット!)、それによれば年長者が行うとよいとのことで、野田の父に実際の儀式を行ってもらうことにしました。

こいもくんを膝の上に乗せ、習わしの通りお箸を口に近づけていきます。当のこいもくんはいつもと違う雰囲気にキョトンとしながらも、じいちゃんに抱っこされてまんざらでもなさそう。私たち夫婦、野田の母、そしてビデオ通話越しの齋藤の両親も固唾を飲んで見守ります。

お赤飯→お吸い物→お赤飯→鯛→お赤飯→お吸い物、と食べさせる真似を繰り返し、最後に歯固め石に箸を付け、それをちょんちょんとこいもくんの口に持っていきお食い初めの儀、完了!

なんだかあっという間の儀式でしたが、一つの節目を迎えたような心境で、これからまた家族で健康に過ごしていきたい、と気持ちを新たにすることができたのでした。

とにかく鯛飯はおいしい。旨みを味わい尽くしました(野田)。とにかく鯛飯はおいしい。旨みを味わい尽くしました(野田)。

家庭によって生活スタイルは違いますし、必ずしもやるべきものというわけではありませんが、こういう節目のイベントがあると、それまでを振り返ることができたり、心機一転これからまた頑張ろうという気持ちになってよいなぁと感じました。まさにハレとケ。なるほど、こうやって昔から受け継がれてきたんだなぁ、と思うと興味深いですね。

ちなみにビデオ通話をしていたおかげで、写真や動画など何一つ記録になるものを撮っていなかったことに気付き、翌日の朝、私が同じ儀式をもう一度再演する羽目になってしまったことを付け加えておきます。

齋藤州一・野田映美

PROFILE

齋藤州一・野田映美このライターの記事一覧

齋藤州一
1980年生まれ。宮城県出身。出版社のインハウスデザイナーを経て独立。書籍のデザインやイラストレーションなどを幅広く手がける。
http://sososographics.jp

野田映美
1982年生まれ。多摩美術大学美術学部生産デザイン学科テキスタイル専攻卒業。雑誌、ウェブなど各方面でイラスト、挿絵、イラストコラムを手がける。
http://nodakimi.main.jp

(制作 * エチカ)

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