先輩パパとママの毎日コラムvol.310

NICE TO MEET YOU「お父さんの育児と抱っこ」

2020/3/3
NICE TO MEET YOU「お父さんの育児と抱っこ」 NICE TO MEET YOU「お父さんの育児と抱っこ」

「食とデザインとアート」をテーマに活動しながら、二児の子育てをする堀出隼さんと美沙さんのholiday流子育て回想録。今回の担当は美沙さん。堀出家の子育てに欠かせなかったというお父さんの育児と抱っこについてです。

出産後、生活が一変して驚いたことは本当にたくさんありましたが、中でも1番きつかったのが、「夜、熟睡できないこと」でした。独身時代、休みの日は20時間も寝てたなんてことが何度もあった私だけに、満足に眠れないストレスは心にも体にもかなり堪えるものでした。

長男・謡は1時間おきに夜泣き→授乳というとっても甘えん坊な赤ちゃんで、1才半になる頃までは常に眠気と戦っていました。幸い、我が家は自営で仕事をしているので旦那さんの育児参加は「参加」以上のもので、一緒に子育てをしてくれたことに救われたことは多々ありました。が、さすがにおっぱいは出ない……。夜中の授乳に今日も明日も起きなくては……この授乳に終わりは来るんだろうか、なんてシリアスになってしまっていたある晩のこと。

ついさっきおっぱいを飲んだはずの謡がまた泣き出し、起きなくちゃとわかっていても眠気で目が開かない……ああどうしよう……と思っていたとき、謡の夜泣きがピタッと止まりました。ええっ何が起こった?とうっすら目を開いたところ、大柄な旦那さんが謡を抱いて立ち、背中をトントンと叩きながら左右にリズムを取るというべーシックスタイルの寝かしつけをしていました。朝日に照らされ逆光になりながらのその光景は、眠くてうとうとしている私には神聖な儀式なのか小躍りでもしているのかと思うような印象的な光景で、10年経った今でも目に焼き付いています。下の子・鈴は1人目で頑張った分の神様からのご褒美かと思うくらい夜泣きゼロの赤ちゃんで、夜中の授乳もなし。こんなに小さな頃からそれぞれ個性が違うんだなと実感しました。「お母さんの抱っこはもちろん大好きだけれど、お父さんの抱っこは大きくて安心感が半端ない」というのが、我が子たちが大きくなってから聞いた感想です。

約10年前の写真。約10年前の写真。当時は、ジョギングにも励んでおり、運動前後のストレッチ・準備運動を兼ねてゆらゆら抱っこをしていました。このような、〜しながら抱っこ、ついでに抱っこ得意だったなー(隼)。
holiday 堀出隼、美沙

PROFILE

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アートディレクターの堀出隼と料理家の堀出美沙から成るクリエイティブユニット。「make everyday happy(毎日を楽しく)」をコンセプトに、アート&フードディレクション、ケータリング、空間演出、ディスプレイ、イベント企画、オリジナルグッズプロデュースなど「食とデザインとアート」を中心に活動、湘南・葉山に食堂「HOLIZONTAL」も営業。また子どものアートを募集・展示・評価する「holidaymuseum」をオンラインで開催中。2009年生まれの謡くんと2012年生まれの鈴ちゃんの子育て真っ只中。
http://we-are-holiday.com/
instagram @weareholiday

(制作 * エチカ)

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