お笑いコンビ「夫婦のじかん」の山西章博さん。相方でもありイラストレーターでもあるママが生活費を稼いで、パパが家事をするライフスタイルをブログやSNSで発信中です。パパ芸人山西さんが、わからないことだらけの初めての育児について書き綴ります。
もう既に掴まり立ちやつたい歩きはしていたのですが、やはり掴まらずに自分の二本の足だけで立って初めて「立った」と言えると思います(なぜそう思うかは前回のコラムをご覧下さい)。
掴まり立ちやつたい歩きを経てようやくハイハイをし始めましたが、あんなに待ち望んだハイハイはさほど見せてくれず、基本つたい歩きを駆使して動き回っていました。
ハイハイをし始めてわずか数日後。その日は突然訪れました。いつものようにソファーに掴まり立ちをしていると、一瞬、時間にして1秒程度、パッと手を離して二本の足で立ったのです。ほんの一瞬だったのですが、体感では10秒くらいに感じました。時間が止まって静止画になったような感覚です。今の今まで何かに掴まったりして支えを必要としていたのに、何にも頼らず自分の力だけで立っている。もう後光がさしていました(それくらい感動)。
すぐにまたソファーを掴み、本人は「1人で立てた!」と思っているのかいないのかは分かりませんが、そのまま掴まり立ちでこちらを見ていました。その顔は自信に満ち溢れているように見えました。親バカ炸裂です。
ここで振り返ってみると、初めて掴まり立ちをしてつたい歩きやハイハイを経て、自力で立つまで約1ヵ月。展開早過ぎない?詰め込み過ぎやって。今までは緩やかに成長して変化も少しずつだったのに、1才を目前にして畳み掛けてきました。急激な成長に、喜びを噛み締める暇がありません。もちろんとても嬉しいし、毎回感動しています。
というかハイハイは全然しないけど、そんなもんなの?ハイハイいっぱいした方が運動神経が良くなるって聞くけど。結果ハイハイの期間はすごく短く、すぐ立って歩こうとしていました。運動音痴になってしまうのか……。ちなみに僕は運動神経がすこぶる悪いのですが、幼い頃にハイハイをいっぱいしていたようです……。う〜ん、神のみぞ知るですね。
まあこんな事を言っていますが、楽しみもいっぱいです。立ったと言うことは、もうすぐ歩き出すんでしょう。
中でも手を繋いで並んで歩けるようになる事が待ち遠しかったです。お父さんとお母さんの間に子どもがいて、3人が手を繋いでいる。そのシルエットは幸せな家族の象徴です。今でも早く起きた朝は、3人手を繋いで朝早くからやっている近所のパン屋さんに朝ごはんを買いに行きます。特に何でもない普通の事なのですが、とても幸せな気分になります。
1才を目前に「初めて○○した」が怒涛のように押し寄せてきます。相当準備しておかないと、その初めての瞬間を写真に収める事は出来ないでしょう。僕も写真に撮れませんでしたが、目には焼き付けています。とにかく瞬き厳禁です!
PROFILE
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徳島県徳島市出身。吉本興業株式会社所属。2015年に同期でもある大貫さんと結婚。2016年大貫さんと夫婦コンビ「夫婦のじかん」結成。2018年第一子誕生。芸人仕事をしながら主夫もしている。
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