先輩パパとママの毎日コラムvol.428

なんでもない日もありがとう「繋がっていくお祝いの気持ち」

2021/9/14
なんでもない日もありがとう「繋がっていくお祝いの気... なんでもない日もありがとう「繋がっていくお祝いの気...

フードユニット、TORiの岡本雅恵さん。今回は岡本さんらしさ溢れる出産祝いの選び方や贈り方についてのお話です。

友人への出産祝いで、どんなものを贈ったか?と、友人の顔を頭に思い浮かべながら思い出していたわけですが、私の周りは多才な友人が多く、洋裁で子ども用のスタイを作っていたり、名付けたお名前をイラストで描いたり、お母さんがリフレッシュできるようなアロマミストを作られる方も!そんな彼ら彼女たちの思いが詰まった作品を、贈り物として選ばせてもらっていました。

どれもこれもとっても素敵で、私がもらって嬉しいもの!という選ぶ基準もありますが、出産を終えた大切な友人に、そんな素敵なエネルギーが詰まったものを贈り物にすることで、少しでも子育ての支えになればいいな〜なんて思ったりしていました。

贈り物を届けて、赤ちゃんにご対面できる至福の時!贈り物を届けて、赤ちゃんにご対面できる至福の時!

渡した友人たちは、それぞれその個性的な贈り物に興味を持ってくれて、そこから気に入って別の方のお祝いに使ってくれたり、個人的に継続して使ってくれたり。作り手の友人たちからも嬉しい反応をもらったりして、その広がりにニヤニヤと一番喜んでいるのは私かもしれません。

そんな選択肢とは別に、私のライフワークとして、できるだけやりたいと思っているお祝いの仕方が、出産後のお母さんに野菜たっぷりのご飯を届けることです。慣れない赤ちゃんとの生活の中、ご飯作りをするのって、健康な身体でも大変なのに、産後のダメージの大きな身体にはあまりにも負担が大きいことだなと、自身の体験から身をもって痛感し、できる限りにはなりますが、少しでも助けになればいいなと思ってお届けしています。

季節の野菜をたっぷり使って、身体に優しいご飯を。季節の野菜をたっぷり使って、身体に優しいご飯を。

自分の仕事柄、ご飯のお届けはなんのその!と言いたいところですが、ただ美味しいというだけのご飯ではなく、身体を養生するための、栄養がたっぷり詰まった季節のご飯、と考えると、毎回楽しい悩みとなり、メニューを考えている時間も、お届けするお母さんや赤ちゃん、ご家族の顔が浮かんだりして、こちらまで幸せになる時間なのです。

お母さん本人だけでなく、ご家族も満足できるよう考えています。お母さん本人だけでなく、ご家族も満足できるよう考えています。

とても印象に残っているのですが、私自身が出産した後に、ご飯をお届けしてもらったことがあります。実際に助かる!ありがたい!という以上に、子育てが孤独に陥らないような、心の支えになるような、精神的な部分にすごく効きました。その時に、食べ物の力、手で作り出す心のこもったご飯が、どれだけ尊いものなのか、って大げさではなくって、本当に思ったんですよね。なので、私の仕事のあり方にもこうした経験がとても影響しています。

ご近所の友人がご飯を届けてくれた時。名前入りでなんとも愛を感じます!ご近所の友人がご飯を届けてくれた時。名前入りでなんとも愛を感じます!

こんな風に、贈り贈られ、気持ちの循環がある贈り物、幸せな輪の繋がりだな〜って思います。そんな輪が少しでも広がっていけばいいなと願っています。

Rom 岡本雅恵

PROFILE

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料理家。友人と共にフードユニットTORiとして、カフェ営業、ケータリング、webや雑誌などのレシピ提供などを経て、2020年に長野へ移住。畑に隣接する古民家をアトリエとし、Romという屋号で活動を開始。野菜を育てたり、土に近い暮らしを通じて、さらに季節と地域を意識した食の在り方を模索中。女の子と男の子の二児の母。
https://www.instagram.com/masha518/
https://www.instagram.com/atelier.rom/

(制作 * エチカ)

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