先輩パパとママの毎日コラムvol.285

ありがとうが紡ぐ家族の物語「妊娠まで」

2019/11/26
ありがとうが紡ぐ家族の物語「妊娠まで」 ありがとうが紡ぐ家族の物語「妊娠まで」

親子3人で海の見える家に暮らし、鎌倉の人気レストランのマネージャーとして働く藤本恭美さんの物語。第一回は結婚、妊娠にまつわる日々についてです。

主人と知り合ったのは34才の夏。福岡と東京の1年半の遠距離を経て36才で上京。福岡では老舗のワインバーにて長い間店長として務めていたため、辞めて上京することを伝えると友人やお客様にも驚かれ、心配もされました(笑)。

上京後は、ご縁をいただき鎌倉にある「GARDENHOUSE」という緑に囲まれた雰囲気のある150席のレストランへの勤務が決まり、1年でマネージャー職へと就くことになり、東京から鎌倉へ毎日往復3時間少しかけて通勤することになりました。仕事が楽しくて仕方なくなり、それを見兼ねた彼の一言で鎌倉への移住を決めました。

サービスの仕事が好きで気がつけばもうずっとこの仕事をしており、ただ以前と変わったのは自分自身がプレイヤーとして動くのではなく、総勢30〜40名のスタッフの方達に自ら楽しんでもらい、さらにそのスキルを向上させることを伝え育てること。朝から夜まで、大袈裟かもしれませんが、休みの日まで仕事のことが気になる日々で、あっという間に2年が経ちました。

季節と手作りを大切にした、緑に囲まれた「GARDENHOUSE」(鎌倉)。季節と手作りを大切にした、緑に囲まれた「GARDENHOUSE」(鎌倉)。

もともとサーフィンをしていた彼。彼の影響でサーフィンを始めた私。朝、目が覚めて毎日海が目の前にある暮らし。サーフィンを始めたことで、心がゆっくりと自分と向き合う時間ができ、自然に対しての価値観など、今のライフスタイルにつながるきっかけにもなりました。彼とは一緒に海へ入ったり、海上がりには沈む夕日を眺めながらビールを飲んだりと、これまでの生活が一変。お互いの年齢もあり結婚を前提にお付き合いをしていたので、自然の流れで上京してから2年、出逢ってから4年目の私の誕生日に入籍しました。

自宅リビングからの眺め。妊娠中は旦那さんのサーフィンをここから見学。自宅リビングからの眺め。妊娠中は旦那さんのサーフィンをここから見学。

そのときにはまだ夫婦2人の生活だったので特に何も変わらず、そのうち赤ちゃんができるものだろうと何となく思っていました。そこからさらに2年。40才を迎えたその月に妊娠が発覚!はじめはなんだか風邪っぽいかな?貧血かな?まさか?と思いあたる節をネットで検索してみたりして、生理予定日から1週間経った朝に発覚したのでした。

検査薬の陽性反応に思わずこの反応!寝起きの旦那さん。検査薬の陽性反応に思わずこの反応!寝起きの旦那さん。

私は彼と何度も検査薬を見直しました。待ち望んでいたのでとても嬉しかったけど、不思議と嬉し涙は出ませんでした。1週間後に控えた石垣島への旅行計画。飛行機は大丈夫???急に昨日までの私では考えもしなかったことが、次から次へとやってくるのでした。

藤本 恭美

PROFILE

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鎌倉の人気レストラン「GARDENHOUSE」マネージャー。2018年に41才で第一子を出産、生後半年で保育所に預けながら職場復帰する。さらにご主人のお店「良酒屋」もサポートしつつ、鎌倉の海の見える家に暮らす。
https://www.instagram.com/kyomi_h/

(制作 * エチカ)

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