先輩パパとママの毎日コラムvol.462

はっぱと風とみちくさ子育て「赤ちゃんの成長〜草花とともに〜」

2022/1/14
はっぱと風とみちくさ子育て「赤ちゃんの成長〜草花と... はっぱと風とみちくさ子育て「赤ちゃんの成長〜草花と...

自然豊かな信州でネイチャーガイドをしながら2児の子育てに奮闘中の阿部菜々恵さん。今回は赤ちゃんの成長と自然の中で遊ぶ日々についてのおはなしです。

前回のコラムでは生後2ヵ月だった娘も夏を過ぎ、あっという間に5ヵ月を迎えました。

娘は生後1ヵ月から毎日息子のようちえんの送迎に付き合わされましたが(笑)、その行き帰りに小鳥たちがさえずる新緑の森の中を日々お散歩することができました。森の空気の気持ちよさ、ここちよい友人たちや子どもたちとおしゃべりのおかげか、おだやかでよく寝てくれ、起きているときは風の音、鳥の声、人などによく反応するようになりました。

お散歩している森。お散歩している森。

3ヵ月の頃には声をかけるとにっこりと笑顔になり、お迎え時にたくさんの人と出会い、きょろきょろといつも目や首を動かしていたおかげか?首もすわりました。そして4ヵ月になったこの夏はちょうど息子が1ヵ月間夏休みだったので、日々外へ連れ出されなかなか赤ちゃんには(私も!)ハードな日々でした。

ベビーカーで外へでかけている間は風の気持ちよさなのか、ほどよい揺れが心地よいのか、娘はよく眠っていました。そして一眠りするとお兄ちゃんの相手?息子が庭のあちこちから葉っぱやら花やらを摘んできては「みてみて〜!」と娘の目の上へ。すると興味津々!手を伸ばしてきます。そのうちつかんでは、ちぎったりなげたり…時には口にいれようとしたり…(ですので、決して目を離してはいけませんが…)。それはなんだかほのぼのとする時間でした。

ベビーカーで花と葉っぱと遊ぶ息子と娘。ベビーカーで花と葉っぱと遊ぶ息子と娘。

そしてこの夏、息子と一緒に娘のために作ったものが庭の花たちで作ったセンサリーボトル。夏の庭は黄色、ピンク、紫、白など鮮やかな色の花がたくさん。息子が花びらを摘み、小さなボトルにいれてくれました。そのあと、水と洗濯のり(または保冷剤)をいれればできあがりです。

お花のセンサリーボトル。お花のセンサリーボトル。

ゆったりと動く色鮮やかな花びらに娘は目を見開いて手を伸ばしていました。うつぶせになった最近は手で転がしたり、哺乳瓶のようにくわえてみたり、もう少ししっかり握れるようになったら上下に自分で揺らして遊べるようになるでしょうか…。

また同じ形のボトルに、息子が森で拾ったどんぐりを入れて、ガラガラも作ってくれました。これも上下に揺れるどんぐりが面白いのか、音も気に入ったのか満面の笑みです。作った息子も「喜んでるね!!」と大満足。これから秋が深まってくるといろいろな種類の木の実もなってくるので、また違う音が楽しめるかも!と「あの木の実はどうかな〜」と息子も楽しみにしているようです。

(左)どんぐりガラガラと笑顔の娘。(右)庭を散歩中、ツリガネの花をとろうと手を伸ばす。(左)どんぐりガラガラと笑顔の娘。(右)庭を散歩中、ツリガネの花をとろうと手を伸ばす。

最近はうつぶせのままくるくると興味のある方に回転をはじめ、まもなくずりばいがはじまるかな?というところ。息子がずりばいやお座りを始めた頃は、テラスや庭の芝生の上に息子をおいて外の空気や土、草の感触を全身で楽しみました。娘が今興味津々なことは飼い猫の琉の様子を眺めること、だっこで庭を散歩しながら自分で木々の葉や花をちぎったりすることです。

これからの気持ちよい秋の日々、庭や森の木々が色づき、木の実が実り楽しさがいっそう増します。一日一日と成長していく娘とそして息子とそんな自然の中でどう過ごそうかとても楽しみです。

阿部菜々恵

PROFILE

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ネイチャーガイド/保育士/野草ハーバリスト
道草を愛でること、食べることがライフワーク。軽井沢周辺の森のガイド、森のようちえんの講師などを行う。子育てや暮らしの中で美味しく、楽しい自然の楽しみ方を提案。野草茶、野草料理などのワークショップなども行う。下見と味見は2016年生まれの食いしん坊な息子と2021年生まれの娘と共に。

(制作 * エチカ)

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