先輩パパとママの毎日コラムvol.464

愛するプニプニ「子どもが変えてくれた価値観」

2022/1/18
愛するプニプニ「子どもが変えてくれた価値観」 愛するプニプニ「子どもが変えてくれた価値観」

イラストレーターかみやかやこさんの子育てダイアリー。子どもを想うと決断できること。今日着るものや食べ物、住む場所の選択。まさに衣食住。子どもの存在がかみやさん自身の生活を見直させてくれた、というお話です。

幸せってなんだろう。

私の日常にある幸せは、子どもたちが満面の笑顔を向けてくれたとき。子どもたちが楽しそうにじゃれて、笑い転げているとき。子どもたちが美味しそうに食べているとき。子どもたちが新しい経験に静かに感動しているとき。この子たちの笑顔を創ることが、今一番、私の中で価値のある行為である。子どもが生まれて、子どもファーストになった私の価値観。

子どものことを考えると、日々の小さなこともいろいろと決断しやすい。今日は何をするべきか。晴れていれば、動きやすい服を着よう。そして、日向ぼっこさせてビタミンDを作らせよう、と颯爽と自転車を走らせ、公園に向かう。子どもが風邪気味ならば、お家遊びをしよう。小児科に行こう。ごはんは何を食べるべきか。よき母乳が出るよう、温まる食材を選ぶ。今週のフルーツは何を買おうか。旬のフルーツで、子どもがまだ食べたことがないものを選ぼう。衣食住のことも、自分一人だと、だらだらしたり、悩み続けるのに、子どものことを考えると気持ちが定まりやすい。

自然を求めて、少し郊外に引っ越しをした

我が家はこの夏、自然を求めて、少し郊外に引っ越しをした。今まで住んだことのない土地。

モデルルーム見学のときに、初めて降り立った駅。界隈には水族館や海があるので、エリアとしては遊びには何度か来たことはある。まさか、自分がココに住むとは。人生ってわからないなぁと思った。

決め手は子どもたちのこれからの成長を踏まえ、我が家の休日に遊びに出かける場所、子育てで重きを置くポイント、暮らしやすさを考えたからだ。これまで過ごした都内の街も大好きだ。長女が生まれたときから街ぐるみで子育てしてくれて、赤ちゃんだった娘とずっと歩き続けた商店街。離れがたい街だった。

親となって、都心の便利さに有難さを感じたことは幾度となくある。しかし、車の多さ、空の狭さを感じる日々も確かにあった。私と夫は郊外の割と自然が豊かな所で幼少期を過ごした。

虫を捕まえたり、草の香りを存分に嗅いで、泥だらけになって遊んだ。私が育った環境に近しいことを、いや、それ以上の経験をさせてあげたい。ということで、自然をより求める選択をしたのだ。

3才と0才を連れた家探しと引っ越しは大変だった(それはまた後に書く機会があれば)。しかし、まさか夫が郊外に住もうという気持ちが高まるパパになるとは、長女を妊娠した頃は思ってもいなかった。結婚する頃から、いつか郊外に、という話を少ししていた。けれど、なんだかんだ言って、都心が便利だし、仕事のことを考えると、都心から離れられないのだろう、と考えていた。

外で遊ぶ子どもたちとママ

けれど、えいや!と家探しを行動に移すと、自分たちの新たな価値観に気づき、引っ越しを決意した。まさに人生が動いた、とでも言おうか。

広い空の下で楽しそうに芝生の上を転がるふたりを見ていると、いい決断ができて良かったなぁ、と新しい生活にドキドキしつつも、ほっと安心できるのだ。家族がいるから、新しい土地でも、楽しく暮らせる。

他人(子ども)のことを想い、行動しようとする気持ち。昔から知っていたはずだけど、子どもと生活するようになってから、日々、考えさせられる。優しい気持ちと考えを持ち続けてね、と子どもたちの可愛い笑顔が教えてくれた気がする。

子どもたち、ありがとう。

かみやかやこ

PROFILE

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多摩美術大学グラフィックデザイン学科卒業。デザイナーを経て、イラストレーターとして独立。2018年に女の子、2021年に男の子を出産。愛情たっぷり注ぎながら、子育てを楽しんでいる。好きなものは、海、コーヒー、いい香り、植物、ドラマ、美容情報、美味しい食べ物、アイドル。
http://kamiyakayako.com/
https://www.instagram.com/kamiyakayako/

(制作 * エチカ)

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