先輩パパとママに聞きました!vol.146

花さんかくかあちゃんの日々「赤ちゃん、初めまして。」

2022/1/18
花さんかくかあちゃんの日々「赤ちゃん、初めまして。」 花さんかくかあちゃんの日々「赤ちゃん、初めまして。」

写真家でリネンの服ブランドも手がけるカワムラヒサコさんは、一児のかあちゃん。子育てを通して、完璧な“花まる”を目指すのではなく、“さんかく”でも楽しく元気に過ごすことが大切と学んだというカワムラさん。今回は、まだまだ先と思っていた出産が突然やってきたはなし。

ーー前回、予定日になってもおなかの位置が高くのんびり構えていたら、突然出産日が訪れたとのことでしたが、そのときのことを教えてください。

カワムラさん
周りのみんなにも「まだまだだね〜」なんて言われていたので、私もすっかりその気になっていました。その日は近所の仲良し家族の誕生日会に出席、久しぶりに大好きな友人たちとのんびりと楽しい時間を過ごして、お酒は飲まないものの午前様に(笑)。すると、次の日の朝6時頃におしるしが。えっ?!まさかこんなにおなかが高い位置のまま出産?と、焦りましたが、その後は腹痛も破水も何も変化が起こらなかったので、日中は普通に過ごしました。夕飯の準備もいつも通りして、ご飯も食べてゆっくりと片付けていると、22時半頃から背中やおなかに生理痛のような痛みがきたんです。どんどん痛くなり、私はどうしていいか分からずトイレへ避難。しばらく便座に座ってました(笑)。これが陣痛の始まりなの??と、じっとしていました。

ーー初めての陣痛、どれだけ我慢したらいいか分からないですよね。どのタイミングで病院へ?

カワムラさん
おなかはどんどん痛くなり、変な汗も出てきて。下痢も続き、しばらく便座に座っていましたね。やっとの思いで病院に連絡したのは23時頃。陣痛の間隔がまだ長かったこともあり、もうすこし自宅に待機することになり、引き続きトイレ生活に(笑)。その時点ですでに生理痛の痛み以上だったので、一体どれくらいの痛みまで頑張ればいいの?どのタイミングで行けばいいの?と、頭のなかはぐるぐる。冷静に考える余裕はなかったですね。ただ、以前ヨガをやっていたので、鼻から吸って、ゆっくり口から吐くという呼吸法は役に立ったと思います。呼吸に意識を向けることで、痛みにも耐えることができたし、パニックにならず冷静さをキープできました。そして午前2時頃、いよいよもう無理〜〜!となって、再度病院に連絡して状況を話すと、そこまでがんばらなくてもよかった!すぐ来てください!と言われ、やっと病院に行ける!と安心したのを覚えています。よく出産前に浣腸とかすると聞きますが、私の場合はずっとおなかが痛くてトイレにこもりっぱなしだったので、病院に着いたときにはおなかだけはスッキリしてました(笑)。

ーーその間、旦那さんはどのような様子でしたか?

カワムラさん
その日は旦那さんも自宅にいて、次の日は仕事もオフだったこともあり、ずっと付き添ってくれました。トイレにこもっている間は、気にかけてくれて水を持ってきてくれたり、いつでも病院行けるようにと、荷物の準備も。病院には車で送ってくれて、旦那さんが家にいたタイミングで本当に心強かったですね。

ーーついに待ちに待った病院ですね。到着したその後はどのように過ごしたのですか?

カワムラさん
着ていた洋服のまま、まずはすぐにベッドに横になりました。そのときの写真があるのですが、今見ても本当に痛そう(笑)。そして、血圧などの装置がつけられて経過観察になりました。その間、旦那さんは「お水あるよ!」とか、いろいろと声をかけてくれたのですが、私は痛みに耐えていたので、ありがとうって笑顔で応える余裕は全くなかったですね。

その後は、子宮口が開くまで何度も看護師さんがチェックに来てくれるんですが、こんなに痛いのに産まれるのはまだなんだろうな〜と思いつつも「どうですか?開いてきてますか?」と頻繁に聞く私に、「少しずつ開いてきていますよ!」と、励ましてくれる看護師さん。優しく気づかってくれた看護師さんのことは、今でも忘れません。そして「朝の6時頃には産まれるかもしれないですね!」なんていう嬉しいニュースが聞けた頃、体が疲れ切ってしまったのか、ピタリと陣痛の波が来なくなってしまったんです。体勢を変えてみたり、歩いてみたりもしたのですが、全然陣痛が来る気配はなく…。時間だけがただただ過ぎていく…。そんなとき、とつぜんガラッと病室の扉が開いて、まさかの両親登場。夜中にかけつけてくれた両親がずっと廊下で待っていたので、看護師さんが気をつかってなかに入れてくれたとのこと。でもそのときはいろいろ試している最中で焦りもあって、両親にまで気をつかう余裕は全くなかったですが。今振り返ると、なんであのタイミングで…と、笑ってしまうようないい思い出ですが。

両親はその後、ちゃんと孫にも会えました!両親はその後、ちゃんと孫にも会えました!

ーー突然のご両親の訪問、嬉しいようなでも今じゃないような…(笑)。どのように出産を迎えましたか?

カワムラさん
実は結局その後も陣痛はやってこなくて、とうとう朝10時に促進剤を入れることになりました。促進剤で来る陣痛の波に合わせていきむよう指示を受け、いきみ過ぎて顔は真っ赤!それでも促進剤の効果で陣痛が再び来始めたので、もう少しで終わるはず…と希望が見えてきた頃、「次の陣痛が来たら思いっきりいきんでください!」と、女の先生が私のおなかにまたがり、押してくれたのですが、疲れ過ぎていて私の押し出す力なく、赤ちゃんは出てきてくれませんでした。力も尽き果てそうだったのですが、「次の陣痛でガンバろう!」と、今度は主治医の男の先生がおなかを押すためにスタンバイ!なおかつ吸引もプラスされて万全の体制に。そしてついに、先生がおなかを押してくれた瞬間に赤ちゃんがぐるっと動いて、産まれるのがはっきりと分かりました。これで終わる〜〜〜!と、安心したのをハッキリと覚えています。そして、産まれた瞬間は、痛いと言うより解放された気持ちの方が優っていたので、最高に気持ちよかったですね。気分は最高でしたが、その後、痛みに気付きました(笑)。

ーートイレ立てこもりから約半日、ついに産まれましたね!臨場感たっぷりで、思わず手に汗を握りました(笑)。赤ちゃんと初めてご対面したときは覚えていますか?

カワムラさん
くしゃくしゃな顔で、顔も体も赤黒かったですね。でも泣き声を聞いたら…、これはなんと表現したらいいかな。あの感動は例えようがない幸福感でした。今、この瞬間に一人の人が、この世に生を受けた!そして私が母なんだと思うと、本当に愛おしくて、抱き上げたときは涙が溢れました。

なんか、サンタさんみたいな帽子を被せられて、ただただ私の胸の上で眠っている息子をずっと眺めていました。かわいすぎる〜〜!なんか、サンタさんみたいな帽子を被せられて、ただただ私の胸の上で眠っている息子をずっと眺めていました。かわいすぎる〜〜!
カワムラヒサコ

PROFILE

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写真家/「quiraku ni キラクニ」オーナー。東京生まれ。写真家・佐藤孝仁氏師事後2001年より独立し、夫とともに有限会社SHIBARAKUを設立。2014年に麻の服屋さん「quiraku ni キラクニ」ネットショップをオープン。広告・雑誌などの撮影のほか、障害のある方々が就労している福祉作業所のブランディングにも携わる。著書に『さんかくの本 ADHDの子育て』(秀和システム)がある。
http://https://www.instagram.com/sankakuno.hon/

(制作 * エチカ)

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