先輩パパとママの毎日コラムvol.507

はっぱと風とみちくさ子育て「赤ちゃんと時には離れて 〜産後の私のリフレッシュ法〜」

2022/8/8
はっぱと風とみちくさ子育て「赤ちゃんと時には離れて... はっぱと風とみちくさ子育て「赤ちゃんと時には離れて...

自然豊かな信州でネイチャーガイドをしながら2児の子育てに奮闘中の阿部菜々恵さん。今回は年中無休の子育ての毎日に、ママはどのようにリフレッシュしているのかというお話です。

赤ちゃんとの1日は長いようで、あっという間に過ぎていきますよね。仕草や表情も日々着実に成長し、可愛さも感動もたくさん、たくさんもらえて、ずっとそばでみていたいと思うけれど、時には赤ちゃんと離れたい!と感じることもあります。

でも数時間ごとにおっぱいをあげたり、オムツを替えたり、寝かしつけと、片時も離れる暇がないのが産まれたばかりの赤ちゃんとの日々。また産後すぐは赤ちゃんと離れたくても体力もなく、3ヵ月頃までは娘の寝ている1時間ほどを息子と庭の土いじりや畑仕事をして過ごすのがやっとでした。

産んだばかりなので骨盤はぐらぐら。でも畑仕事にはベストの季節。毎年やっていたことなので、今年も畑を耕したーい!とムズムズ。鍬を握り、種を蒔きました。赤ちゃんとほんのひととき離れ、土に触れるだけで、とてもリフレッシュでき、またその後、芽生えた種や成長していく野菜や花たちを窓越しに娘とともに眺めることで心をなごませることができました。

春まだ緑浅い頃。息子と畑を耕して過ごした貴重なリフレッシュ時間。春まだ緑浅い頃。息子と畑を耕して過ごした貴重なリフレッシュ時間。

体力もつき、娘の授乳間隔も少し伸びた頃、夏を迎えました。夏休みはもっぱらベビーカーで公園に息子と娘と出かけていましたが、息子は大の水好き、川好き!しかし、赤ちゃんと行くには危険すぎ!な場所だらけなので、娘が夫と過ごす日に川に出かけることにしました。たっぷり川で遊び、ダムづくり?を満喫し、森の木々と同化しているかのような息子の姿をみながら、わたしも森に浸って川のせせらぎの音をずっと聞いていたので、まるで体の中に川が流れているような穏やかな気持ちになれました。

娘が6ヵ月になった頃からは3時間ほど夫にみてもらい、息子と食事に出かけたり、温泉に行ったりと、プチデート(笑)のような時を過ごしています。これは夫と息子のペアで出かける日もあります。普段ゆっくりと食事をとること、お風呂に入ることはできないので、本当にありがたい時間。そして息子とじっくり話をすることもでき、普段はバタバタでゆっくりと話を聞いてあげられないので、貴重な時になっています。

(左)息子と森や川へ。せせらぎと葉擦れの音以外聞こえません。私も深呼吸〜♪(右)久しぶりの外食。ゆっくり息子との会話を楽しみながら食べられる幸せ。(左)息子と森や川へ。せせらぎと葉擦れの音以外聞こえません。私も深呼吸〜♪(右)久しぶりの外食。ゆっくり息子との会話を楽しみながら食べられる幸せ。

またこの冬はまだ産後1年たっていませんでしたが、息子がスキーをやりたい!というので、スキーも久しぶりにしました。ほんと15年ぶりくらい?(笑)、赤ちゃんと過ごす時とは、まったく違うスピードの世界。ほんの2時間ほどでしたが、スカッとして楽しかったです。

出かけた先でもついつい離乳食は食べたかな?うんちは出たかな?よく寝ているかな?と気になってしまいますが、「ただいまあ」と玄関を開け、満面の笑顔でキャアキャアと叫んでくれる娘をみると、本当に嬉しい気持ちになります。離れる時間があることで、愛おしさが増しているような気がします。娘も普段ほとんど一緒にいられない夫との2人きりの貴重な時間を楽しみ、きっと2人にとってもよい時間になっているはず!と思っています。

夫とお留守番をし、笑顔で迎えてくれる娘。夫とお留守番をし、笑顔で迎えてくれる娘。

これからは家族4人そろって出かけることが多くなっていくと思いますが、今後も時には息子と私、娘と夫の時間をもつのもいいかもなぁ〜と思っています。

阿部菜々恵

PROFILE

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ネイチャーガイド/保育士/野草ハーバリスト
道草を愛でること、食べることがライフワーク。軽井沢周辺の森のガイド、森のようちえんの講師などを行う。子育てや暮らしの中で美味しく、楽しい自然の楽しみ方を提案。野草茶、野草料理などのワークショップなども行う。下見と味見は2016年生まれの食いしん坊な息子と2021年生まれの娘と共に。

(制作 * エチカ)

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