2017年にアメリカでの出産を経験したケイコさんに、3回にわたってアメリカと日本の出産・育児事情についてお聞きしました。最終回となる今回は、これからアメリカで出産を迎えるママへ、ケイコさんからアドバイスをいただきます!
お医者さんに甘えず、自分で体重管理。
妊娠中の体重管理は、日本よりもずっと“ゆるい”ので、注意が必要です。おそらく、日本人はアメリカ人よりも華奢な体格で、体重も少ないことが多いので、アメリカのお医者さんからすると「これくらいの体重なら問題ない」と思われがちなのかもしれません。私はすっかり甘えて、なんと19キロも増えてしまいました!妊娠高血圧症候群になってしまい、妊娠後期は常にお腹が張っていて、つらかったです。お医者さんの言葉に甘えず、自分で体重管理しましょう!
バースプランはしっかり作成。
Vol.2でもお伝えしましたが、バースプランはしっかり作成したほうが良いです。日本では、ほぼ日本人のお医者さんで、出産に関する文化や慣習は同じですが、アメリカは人種がさまざま。文化、慣習、考え方がお医者さんによってまったく違うことも考えられます。
陣痛が始まってから口頭で伝えるのは、精神的にも肉体的にもかなり難しいです。あらかじめ自分の意志をバースプランに書いてあれば、渡すだけで済みます。
アメリカのベビー服は、合わないことも。
アメリカの赤ちゃんは頭が小さく、アメリカでベビー服を買うと、日本人の赤ちゃんは頭が大きくて入らないことがあります(笑)。新生児用や低月齢のベビー服も、日本で買ったほうが良いです。
プライバシーに対する意識を高く!
アメリカのプライバシーに対する意識は、日本よりもずっと高いです。アメリカでもInstagramやFacebookは人気があり、自分の赤ちゃんを撮って載せていますが、他の赤ちゃんを載せることはありません。SNSに他の赤ちゃんが映っている写真を許可なくアップすることは避けましょう。
全体的には、アメリカでの出産・子育てはおおらかで、赤ちゃんと妊婦をとてもあたたかく見守ってくれる社会です。リラックスして出産を迎え、楽しく子育てしてくださいね!