Rom岡本雅恵の妊婦さんの心と身体を支えるレシピ「鮭のレモン南蛮」


料理家として活躍中のRom岡本雅恵さんが提案する、妊婦さんの心と身体をやさしくいたわるワンディッシュ。今回はつわりのときなどでもレモンのさっぱり感が食欲を増してくれる鮭のレモン南蛮のレシピです。
妊婦になって味覚が変わった!と実感する方も多いかと思います。特定の食べ物が食べたくて仕方なくなったり、その逆も然り。大好物だったものが食べられなくなってしまうこともありますよね。今思えば、とても不思議な経験だったな〜と思います。
よく聞くのが、酸味のあるものが美味しく感じるようになるということ。つわりのときやムカムカと胸焼けがするときも、レモンが効いたマリネのようなこちらのレシピだったら、おいしく召し上がっていただけるかもしれません。
RECIPE
鮭のレモン南蛮
材料 2人分 調理時間約20分
生鮭 2切れ
玉ねぎ 1/2個(100g)
人参 1/3本(40g)
国産レモン(皮付きのまま使うのでできれば無農薬のものを)スライス2枚
塩 少々
ブラックペッパー 少々
薄力粉 少々
油 大さじ1+小さじ1
(合わせ調味料)
レモン汁 大さじ1
砂糖 大さじ1
酒 小さじ2
醤油 小さじ1
作り方
- 1.鮭を食べやすい大きさに切り、両面に塩を振り、10分ほど置き、キッチンペーパーで軽く押さえて水分をとる(臭みも一緒に抜ける)。
- 2.1の鮭にブラックペッパーをひき、両面に軽く薄力粉をまぶして余分な粉を落とす。
- 3.フライパンに油大さじ1をひき、フライパンを熱し、鮭の皮目を下にして、焼き色がつくまで火を通して裏返す。
- 4.3の鮭を一度取り出して、キッチンペーパーでフライパンを拭き取ったら、油小さじ1をひき、薄くスライスした玉ねぎと人参をまんべんなく広げ、その上に鮭の切り身を置き、スライスしたレモン2枚をさらに上に置く。
- 5.合わせ調味料を混ぜておき、4のフライパンにまわしかけ、蓋をして中火で3分加熱する。その後、蓋を開けて一度ざっと軽く混ぜ合わせ、もう一度蓋を閉めてさらに3分加熱し、完成。




鮭は油で揚げないので、手軽に作れるのがポイントです。鮭にしっかり焼き色をつけることで香ばしさが加わり、さっぱりした野菜のマリネもたっぷりと一緒に摂ることができます。魚は良質なたんぱく質が豊富で、体づくりには欠かせない栄養素でもあるので、妊婦さんには積極的にとっていただきたい食材になります。
アレンジとしては、鯵や鯖などの青魚も合いますし、タラなどの白身魚でもよいかと思います!セロリ、ピーマン、ズッキーニも同じように千切りにしてプラスするのもおすすめですよ。ぜひお試しください!

PROFILE
Rom 岡本雅恵このライターの記事一覧
料理家。友人と共にフードユニットTORiとして、カフェ営業、ケータリング、webや雑誌などのレシピ提供などを経て、2020年に長野へ移住。畑に隣接する古民家をアトリエとし、Romという屋号で活動を開始。野菜を育てたり、土に近い暮らしを通じて、さらに季節と地域を意識した食の在り方を模索中。女の子と男の子の二児の母。
https://www.instagram.com/masha518/
https://www.instagram.com/atelier.rom/
(制作 * エチカ)