京都の海の町・久美浜で暮らす後藤さん一家。父と母と息子・季之介くんの3人暮らしに新しい家族が増えました。父・孝文さんに聞く「絵本」のはなし。
子どもが産まれたら必須のアイテム、それが絵本(と思っている)。
我が家も長男・季之介がまだおなかにいる頃から、妻はすでに絵本を買っていた。さすがに早すぎだろ〜と思いながら読んでみると、これはおもしろい。よく大人が読んでも絵本はおもしろいって聞くけど、本当にその通りだった。言葉遊びやリズム感のある言葉は頭から離れなくなるし、子どもが楽しいのも納得って感じだった。
季之介が産まれてからも色々な絵本を買った。キャラクターものの絵本はほとんど買わなかった。主に手にしたのは昔ながらのロングセラーの絵本、新しいけどシンプルな絵本、季之介が大好きなはたらく車の絵本だった。
教育職に就いている僕の母も、孫である季之介にたくさん絵本を与えてくれた。母も基本的には同じような系統の絵本を買ってきてくれたけど、僕たち夫婦とはちょっと違う視点でチョイスしてくれて、季之介も色々な絵本に触れることができたと感じている。ばあちゃん、じいちゃんの存在を、絵本の面でもありがたいなと思った。
でも、ばあちゃんセレクトの絵本の方がお気に入りになる率が高かったのは、ちょっと悔しい父母であった(笑)。
おかげで季之介は絵本が大好きになり、長いお話でも集中して聴いてくれた。テレビを見たり、おもちゃでも遊ぶけど、一人で絵本を見ている時間もかなり多い。保育園でも、自由時間は絵本コーナーで集中して見ていることが多いらしい。
一時期、インターネットの動画をずっと見たがり、言われるがままに見せていた時期があった。じっと見ていてくれるから親も楽ではあったけど、やっぱり親と子どもが直接触れ合わないとだめだねって妻と話して、動画を見せるのをスッパリとやめた。最初のうちはかなりせがまれたけど、そのかわり一緒に動いて遊んだり、頑張って絵本を読んであげた。
そのうち動画のことは口にしなくなり、絵本読んでのリクエストがかなり増えた。一概に何が良いか、悪いかは決められないけれど、僕たちは直接言葉で触れ合っていきたいと思った。
この記事を書いている時点で季之介は2才6ヵ月。
いつも読んでいるお気に入りの絵本は、字が読めるのか!?っていうくらい内容を覚えていて自分で読み上げるし、絵本を見ていなくてもお話ししてくれる。ちょうど記憶力が盛んな時期なのかもしれないけれど、かなりの内容を覚えていてビックリした。最近では妹の雫(6ヵ月)にも読んであげているようだ。
これからも読むことが益々好きになってくれるよう、僕たち親も一緒に頑張って読んであげていきたい。