先輩パパとママの毎日コラムvol.147

後藤家のちちとははの子育て日記 母編「母の撮る写真」

2018/4/11
後藤家のちちとははの子育て日記 母編「母の撮る写真」 後藤家のちちとははの子育て日記 母編「母の撮る写真」

京都の海の町・久美浜で暮らす後藤さん家族は、ちちとははと息子・季之介くんの3人暮らし。はは・明咲実さんが振り返る、写真のはなし。

私はカメラを始めてから、出産前までフィルムカメラ派だった。

持っているフィルムカメラだとシャッターを押すまでに構図を決めて、絞りとシャッタースピードを決めてピントを合わせる。私はこの動作に時間がかかってしまう。そして、ファインダーを覗いてもピンとこないとシャッターを押さない。だから、フィルムカメラでは出産後は子どもの機敏な動きやコロコロ変わる表情の変化に追いつけず、いいタイミングを撮り逃してしまう気がしたので、対応しやすいようデジタルカメラに替えてしまった。

結果、良かったと思っている。失敗を心配することも少ない。撮った写真は携帯に送ることができて、すぐに家族と共有できる。共有した写真で会話も弾む。そして、シャッター音が小さいカメラだったので、寝ているときに撮っても起こしてしまう心配がなかった。

寝顔

あぁ、可愛いな。そう思いながら、毎回写真を撮っている。

こういう写真が撮りたいという計算せず、自分がいいなと思う感覚で撮っているため、いつの間にかときのすけとの距離が短くなっていき、気がつけば、至近距離から撮っていることがよくある。

旦那さんは私とは対照的で、引いて写真を撮っていることが多い。理由を聞いてみると、客観的に見て写真を撮りたいからだそうな。ナチュラルな写真を心がけているようだ。子どもとの距離感を表しているようにも感じて、父と母の差なんだなと思った。

でも、この差は面白くて、父と母のそれぞれの視点から見たときのすけを写真に残し、アルバムにしていくのも面白いと思い立ち、旦那さんが先に初めていたアルバムのアプリを利用して私もアルバムを作っていくことにした。

ときのすけが大きくなってから見返したときどんな反応をするだろう。喜んでくれるかな。もし結婚するときがきたら、プロフィールムービーとかでこの写真使ってくれるかな。なんてことを考えながらアルバムに残している。

廊下

私は、写真はそのときの雰囲気や思い出を閉じ込めることができると思っている。ときのすけが大きくなってアルバムを開いたとき、この写真を撮ったときはこんなことがあって……と写真を見ながら教えてあげることができればいいなと考えている。

笑顔
後藤明咲実

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(制作 * エチカ)

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