Rom岡本雅恵の妊婦さんの心と身体を支えるレシピ「アップルパンケーキ」
料理家として活躍中のRom岡本雅恵さんが提案する、妊婦さんの心と身体をやさしくいたわるワンディッシュ。今回は甘さ控えめのおやつ、アップルパンケーキのレシピです。
今でこそあまり厳しく言われることはないかもしれませんが、体重コントロールは妊婦さんがとくに気を使うことかもしれません。私の経験から言うと、目に見える数値での体重もそうですが、糖質過剰には特に注意を払わなければいけないなと思います。糖質を摂りすぎると、高血糖を招き、妊娠中の様々な病気の引き金になってしまうこともあると聞いたことがあります。ちなみに私の友人は妊婦のとき、甘いものがやけに美味しく感じてしまい、チョコレートとあんこを食べ過ぎて、検査結果に引っかかってしまった、とか。
そこで、おすすめしたいのが手作りのおやつです。自分で作るおやつのいいところは甘さを調整することができること。このアップルパンケーキの場合、もし物足りなかったら、蜂蜜やメープルシロップをたらしても美味しいですよ。また、りんごの量を増やしたり、紅玉などの酸味のあるりんごで作るのもおすすめです。ぜひお試しくださいね。
RECIPE
アップルパンケーキ
材料 2枚分 調理時間約15分
リンゴ 1/2個(正味100gくらい)
a)
薄力粉 100g
ベーキングパウダー 小さじ1/2
卵 1個
牛乳 80g
きび砂糖 25g
米油 小さじ1
塩 ひとつまみ
作り方
- 1.リンゴは皮をむき、芯を取り、10〜12等分くらいにする。
- 2.ボウルに卵を割り入れ、牛乳、きび砂糖、米油、塩を入れてよく混ぜ合わせる。
- 3.2のボウルにa)をふるい入れ、粉っぽさがなくなるまでよく混ぜる。
- 4.フライパンに油(分量外、大さじ1/2)をひき、りんごを両面キツネ色になるまでソテーし、お皿に出しておく。
- 5.フライパンをペーパーで一度綺麗にし、油(分量外、小さじ1)をひき、ペーパーで全体になじませ、3の生地の1/2量を入れ、ソテーしたりんごの1/2量をのせて弱火でぷつぷつと生地が膨れてくるまで焼く。
- 6.5を裏返し、焼き色がつくまでさらに3分焼いて完成(生焼け、焦がさないよう注意)。
生地を返す頃合いが難しいのですが、生地がぷつぷつしてきて、縁がしっかり焼けたら裏返すタイミングです。また、生焼けだけど真っ黒に焦げてしまった、ということにならないように、弱火でじっくり火を通すのもポイントです。
1日1個で医者いらず、と言われるりんご。妊婦さんが気になる便秘解消のための食物繊維、むくみ解消のためのカリウムも豊富に含まれています。ぜひ生食だけでなく、甘さ控えめのパンケーキにして召し上がってみてくださいね。
PROFILE
Rom 岡本雅恵このライターの記事一覧
料理家。友人と共にフードユニットTORiとして、カフェ営業、ケータリング、webや雑誌などのレシピ提供などを経て、2020年に長野へ移住。畑に隣接する古民家をアトリエとし、Romという屋号で活動を開始。野菜を育てたり、土に近い暮らしを通じて、さらに季節と地域を意識した食の在り方を模索中。女の子と男の子の二児の母。
https://www.instagram.com/masha518/
https://www.instagram.com/atelier.rom/
(制作 * エチカ)