ソトレシピ・千秋広太郎さんの、料理初心者パパでもつくれる、“おソト”ごはん #2 <入門編2>アレンジも楽しい「ほくほくハッセルバックポテト」


妊娠をきっかけに、料理を始めるパパも多いのでは?包丁を握るのも初めてという料理初心者パパにおすすめなのがキャンプ料理。材料も手順もシンプルなキャンプ料理は、アウトドアはもちろんですが普段の食事にも応用ができるものばかり。今回は、キャンプ料理を紹介するウェブサイト「ソトレシピ」を運営する3児のパパでもある千秋広太郎さんに、料理初心者パパにもおすすめの「アコーディオンポテト」とも呼ばれるスウェーデン生まれの「ハッセルバックポテト」を教えていただきました!
——今回のレシピ、「ハッセルバックポテト」について教えてください。
千秋さん
ポテトを切ってホイルに包んで焼くという、とても簡単で、アレンジも可能なお手軽レシピです。ポテトの切れ目に、チーズやベーコンなど、お好みでいろいろな食材を挟むと違った味が楽しめて美味しいですよ!
——これぞ“キャンプ料理”といったメニューですね!ところで、千秋さんが料理を始めるようになったきっかけはなんですか?
千秋さん
大学生のときに居酒屋の厨房でアルバイトをしたのが最初のきっかけでした。まだ当時は包丁も握ったことはありませんでしたが、初めてみたら面白くて。気がついたら、家族や友人たちに料理を作るようにまでなりました。好きなものを作って相手に喜んでもらえるのが料理の魅力ですね。
——キャンプ料理にたどり着いたのには理由があるのですか?
千秋さん
もともと旅行が好きなのですが、会社員時代になかなか出かけられなくなって。それで、週末にキャンプを始めたのがきっかけですね。でももっと記憶を辿ると、子どものころに家族でキャンプに行って楽しかった記憶があったからかもしれません。そして、キャンプを始めてみると道具を集めるのも楽しくて。形から入るタイプなので、最初にダッチオーブンを買ったのですが使い方がわからなくて(笑)。だからこそ、調理ギアの使い方やレシピがまとまっているサイトがあるといいなと思いソトレシピを立ち上げることになったのですが。今となれば、キャンプ初心者の方はおうちのフライパンを持っていくなど気軽な料理器具から始めるのがいいと思っています。
——ママの妊娠中もキャンプに出かけましたか?
千秋さん
はい。妻はつわりもなく普段とかわらない生活でしたのでよく行きましたね。キャンプって準備、設営、料理、片付けとわりと男の仕事なんですよね。なので、妻は何もしなくてもいいので気楽に過ごすことができるみたいです。3人目の子どもが生まれてまだ離乳食がはじまる前くらいのタイミングにもキャンプしたこともありました。子どもたちは、いつもと違う場所でごはんを食べたり寝たりするのは本当に楽しそうですし、そういう体験をたくさんさせてあげたいなと思っています。
RECIPE
ほくほくハッセルバックポテト
所要時間:40分
材料(2人分)
・じゃがいも…2個
・オリーブオイル…適量
・塩…適量
・ローズマリー…適量
作り方
- 1.じゃがいもをよく洗い、芽を取る。端から幅2mmごとに切れ目を入れ、下がつながったままの状態になるように切る。
- 2.アルミホイルにじゃがいもをのせ、オリーブオイルと塩をかけ、ローズマリーを乗せてアルミホイルを閉じる。
- 3.2を炭の近くに30分ほど置く。焼きあがったらできあがり。
※ご自宅内で調理する場合、魚焼きグリルやオーブンで、様子を見ながら20分〜30分程度あたためても大丈夫。

PROFILE
千秋広太郎このライターの記事一覧
キャンプ飯レシピサイト「ソトレシピ」を運営する他、イベントやテレビ出演、YouTubeチャンネル「ソトレシピTV」など多岐にわたって活動。著書『本当においしいメスティンレシピ』(メディアソフト)、ソトレシピ監修『いつでも!どこでも!ワンバーナーレシピ』(池田書店)、『メスティンBOOK』(山と渓谷社)、『フライパンひとつで絶品!キャンプごはん』(学研プラス)など。
sotorecipe.com
(制作 * エチカ)