アメリカ・オレゴン州にあるアシュランドという芸術活動が盛んな美しい都市で暮らすセキアキコさんのアメリカでの子育てエピソード。
暑くなると、おやつとして絶対に欠かせなくなるのがポプシクル(アイスキャンディー)。今回は、自宅で簡単に作れるポプシクルのお話です。
我が家は毎年、自家製ポプシクルで夏を乗り切っています。最初に作ったのは息子が1才になった春頃。お水にレモネードをちょっとだけ入れたものを凍らせて作りました。大人が食べたらたぶん、“ちょっと味がする氷”くらいな感じです。それでも息子は大喜びだったので、お砂糖はできるだけ控えたいと思っていた私も大喜び(笑)。
そして夏本番がやってくると、今度はおやつとして食べていたヨーグルトを凍らせてフローズンヨーグルト風にしてみたり、いろいろなフルーツを混ぜてみたりと、ポプシクルもどんどん進化していきました。
でもひとつ困ったのは、アシュランドの夏は気温が40℃を越える日も多くて、とにかく暑い(しかも湿度は25%前後と乾燥もすごいんです)!!ということは、ポプシクルもあっという間に溶ける。ポプシクルを食べた後は手も服も床もすごいことに……。仕方なく我が家では「ポプシクルを食べるときは外へ出る」というルールを作りましたが、食べ終わったらお風呂場に直行!なんて日も多かったので、どうしたものか……と悩んでいました。
ところが去年の夏、友達の家でプレイデートをしていたら、今まで見たことない形の自家製ポプシクルがおやつで出てきたんです!
それがこの、ジップ付きパウチに材料を入れて凍らすタイプの自家製ポプシクル。
そのとき友達ママさんが「普通のスムージー入れて凍らせてるだけだよ〜」と言っていたのを参考に、私もフルーツスムージーと息子が大好きなライムジュースをポプシクルにしてみました。そしたらこれがまた、楽しい!
スムージーって、夏場はすぐに飲まないとぬるくなってしまうし、時間が経つとおいしくなくなるから作りすぎてしまったときは泣く泣く破棄……なんてこともあったんですけど、こうやってポプシクルにしてしまえば、作り置きできるし、それにずっと冷たい!
でもですね、「パウチタイプだから溶けても垂れてこないし、これならどこで食べても大丈夫!」と期待していたのですが実はそうならなくて。小さい子だと持ちながら逆さまにして溶けた部分がこぼれたり、ギュっと押して中身がぽーんと飛び出したりして、結局ポプシクルタイムは家の外。それだけはもう、どうしようもないようなので諦めました(笑)。
自家製ポプシクルは、赤ちゃん仕様にも大人仕様にも作れるし、甘くしてデザートにするのも良いし、体に良い食材を使って「食べるポプシクル」みたいにするのもアリ。食材の組み合わせ方も無限にあります。みなさんも是非、自家製ポプシクル作りを楽しんでみてください!
PROFILE
セキアキコこのライターの記事一覧
アメリカ・オレゴン州で出産と子育てをスタート。現在はメイン州在住。サンフランシスコで写真を学んだ後、スタジオアシスタント、ブライダルカメラマンとして働く。
http://ameblo.jp/aco-84/
(制作 * エチカ)