出産・育児で思い通りにいかなくて悩んでしまう…そんなときに読んでもらいたい、おすすめのコラムを紹介します。
私はどんなお母さんになるんだろう。
息子を妊娠していた頃、よくそんなことを考えました。そしてお母さんになった私は山あり谷ありの子育てが始まって、気がつけば息子はもう7才。今回紹介させて頂くコラムを初めて読んだ時、こりゃ永久保存版だな…と思いました。それは私自身も子育てをする中で感じたことや学んだこと、伝えたいことだったからです。これからお母さんになる人・お母さんになったばかりの人・お母さんと一緒に子育てを頑張っている人、1人でも多くの人に届きますように。
オガワナホのいろいろ子そだて記「スーパーウーマンにはなれない」
お母さんになると自分のライフスタイルはどう変化するのでしょうか。イラストレーター・オガワナホさんも変化があったようです。
私は、「スーパーウーマンにはなれない、なろうとしなくていい」と思えるまでに長いことかかりました。気づかせてくれたのは、私が“まさに彼女こそスーパーウーマンだ!”と思っていた先輩ママでした。
スーパーウーマンになれると信じていた妊婦時代、スーパーウーマンになるんだ!と必死だった産後、スーパーウーマンになれない自分への苛立ち…。でも、スーパーウーマンなんて居ないんだと悟った瞬間、オガワさんと同じように私も気持ちが軽くなったんです。それはとても大きなターニングポイントでした。
オガワさんのように、私も周りの素敵で完璧なママと自分を比べては落ち込む日々。そんなある日、私は先輩ママに悩みを相談しました。彼女は3人のお母さんでしっかりしていて何でも出来ていつも冷静で、私にとって目標のお母さん。それに比べて私はその時、イヤイヤ期の息子に思わず発狂してしまった罪悪感でいっぱいで、自分自身にお母さん失格のハンコを押していました。そのことを打ち明けると、彼女は言いました。
「私も最近発狂したよ」。
なんてことない一言だけど、これこそが私にとっての『そんなスーパーウーマンいませんから!』だったのです。発狂したよと言った彼女に、私はお母さん失格のハンコは押しません。だっていつも頑張ってる姿を見てるから。目標のお母さんであることにも変わりはない。
それから私は、あまり自分自身を責めなくなりました。朝寝坊して息子の髪の毛ボサボサのまま幼稚園に送り出してしまっても、お母さん失格ハンコは押しません(笑)。「やっちまった!」と思った時は、責める代わりに「よし、次の○○で挽回してこう」と前を向けるようになりました。でも今もやっぱり、世の中のキラキラしたお母さんを見て落ち込みそうになることはあるんですけど…。そんな時決まってオガワさんのこのイラストが頭に浮かんでは「そうそう、スーパーウーマンなんていないのよ」と。それでまた、がんばろうって思うんです。
PROFILE
セキアキコこのライターの記事一覧
アメリカ・オレゴン州で出産と子育てをスタート。現在はメイン州在住。サンフランシスコで写真を学んだ後、スタジオアシスタント、ブライダルカメラマンとして働く。
http://ameblo.jp/aco-84/
(制作 * エチカ)