先輩パパとママの毎日コラムvol.426

愛するプニプニ「パパにして欲しいこと」

2021/9/9
愛するプニプニ「パパにして欲しいこと」 愛するプニプニ「パパにして欲しいこと」

イラストレーターかみやかやこさんの子育てダイアリー。パパにして欲しいこと…欲を出せば、いくらでもあると思うけど、我が家のパパにそれを求めてもなんか違う。今回は、パパのやり方・時間の使い方で子どもと過ごす、かみや家の役割分担についてのお話です。

我が家の子どもたちはパパが大好き。パパと過ごす時間をとても楽しみにしている。夫も子どもたちにメロメロである。

しかし、夫は我が家の大黒柱。物理的に、仕事という時間の制限があり、子どもと過ごせる時間は限られる。

平日で言うと、朝ごはんは毎日一緒に食べられる。けれど、夜は子どもが寝た後に帰ってくるので、お風呂時間から夜ごはんはいない。もちろん早めに帰ってくる日もあるが、20時ごろ帰ってくると、子どもが興奮して寝るのが21時すぎるので、それもそれで…となる。夜泣きで赤ちゃんが起きたタイミングで、ちょっかい出したりしている。

テレワークの日だって忙しければ、お風呂や寝付かせも一緒にはできない。打ち合わせなど入れば、夜ごはんも一緒に食べられなかったり。

大変ねぇ、ワンオペで。と言われることも多々。しかし、私はワンオペではないと思っている。なぜなら、ワンオペという言葉が私にはマイナスイメージに思えて、自分がそうであると思いたくないのだ。私って、ワンオペなんだ…と思うと、孤独に感じて、子育てを重荷に感じてしまう。子どもはみんなで育てるもの。夫と、母と、義母と、父と、義父と、親族と、ご近所と。心を強く持って、我が家はワンオペじゃない!と跳ね返す気持ちは持ち続ける。たまに、心弱って、オヨヨと泣く時もあるが、そんな時は家事をサボり眠るように心がけている。

1週間の育児

我が家の場合、役割分担がある。平日はママと遊ぶ日。休日はパパと遊ぶ日。だから休日は思いっきりパパに頼る。休日は磁石みたいに、子どもたちとずっと一緒にいるパパだ。

まず、休日の朝。朝から元気な娘がパパを起こし、私はベビーベッドで寝ていた赤ちゃんを夫のおなかの上に乗せる。子どもたちからのパパコールを受けては、寝ぼけてなどいられない。夫はパジャマのまま寝癖でリビングに寝転びながら、赤ちゃんをおなかに乗せ、娘といちゃいちゃ遊んでいる。

そして、私は寝室にベッドの片付けに行き、ちょっとだけ一人でベッドにダイブして3分ほど(夫は知らないと思う)休日の朝を味わう。その数分すら平日にはないから、至極幸せなのだ。

平日の夜ごはんは、娘にごはんを食べるよう促しながら、足では赤ちゃんのバウンサーを揺らし、自分も食事する。休日だと、夫に赤ちゃんのバウンサーを任せ、私は落ち着いた夜ごはんを食べられる。

そして何より助かるのは、休日の寝かしつけ。夫も夜ごはん後は眠くなり(まだ20時)、子どもたちと絵本を読み、ベッドで一眠りする。私は1時間ほどゆっくり自分時間があるので、再び湯船に浸かったり、ドラマを観たりできる。

パパとお出かけ

これら全て、やってとお願いするわけでなく、夫自ら進んでやってくれるので、ありがたい。休日にここまで子ども&妻思いの行動をとってくれれば、平日に協力をしてもらえなくても、何も文句はない。子どもといる時間が楽しそうだからか、「子育てに協力してよ!」と思わせることがあまりないのが、夫のいいところだ。

あと、夫に趣味があるのもいいことかと思う。走るのが趣味で、平日0時に帰ってきても小一時間ランニングに行く。元気すぎて驚く。最近はスケボーを始めたり。自分を保つ時間が大事だろうから、好きなだけやっている。

自分のことを我慢すると、子育てに影響が出るのは、私もよくわかる。休日しかゆっくり子どもと過ごせないパパだからこそ、思い切り子どもと楽しく過ごせるように、自分のケアは平日のうちに整えてもらいたい。

ちなみに、夫は、家事に関しては、詳細をお伝えしないと、動かない。例えば「洗濯物取り込んでおいて」というと、取り込むだけ。「洗濯物を取り込んで、畳んで、しまっておいて」と言えば、最後までやってくれる(名誉のために言っておくと、最近は言わなくても最後までやってくれるようになった)。子育てに協力的なら、そんな些細なことはご愛嬌だ。

休日しかたくさん遊べないパパだけど、子どもたちへの愛情はひしひし伝わる。毎晩、帰宅後は子どもたちの寝顔をちょくちょく見にいったり、べッドに入れば寝ている子どもたちを抱きしめたり(そして寝相で跳ねのけられたり…)。

どんどん大きくなる子どもたちと過ごす時間が限られているパパ。きっとその愛情は私が子どもたちに感じているものとは違う、濃厚なものがあるのだろう。

かみやかやこ

PROFILE

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多摩美術大学グラフィックデザイン学科卒業。デザイナーを経て、イラストレーターとして独立。2018年に女の子、2021年に男の子を出産。愛情たっぷり注ぎながら、子育てを楽しんでいる。好きなものは、海、コーヒー、いい香り、植物、ドラマ、美容情報、美味しい食べ物、アイドル。
http://kamiyakayako.com/
https://www.instagram.com/kamiyakayako/

(制作 * エチカ)

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