モデルであり手芸家としても活動している楓美さんの、子どもと過ごす高松での毎日。
幼いころ、よく母の手作りの洋服を着ていました。どれにしようか選んで、髪の毛を結んでもらい、おめかしを楽しんでいたのを覚えています。
いつからか、私も同じように、娘に手作りのものを着てほしい、と思うようになりました。既製品も素敵だけど、思いのこもった手作りのものだと記憶に残りますよね。
出産後は、育児に精一杯でなかなか時間がとれないかなと思ったので、妊娠中の時間がある時に、まとめて作って準備をしてました。
赤ちゃんのデリケートな肌に、直に当たる肌着は、優しい素材のコットンやガーゼで作りました。
同じ素材でタオルやスタイも作れます。これらのアイテムは、たくさん必要なものなので多めに作りました。何枚も自分で作れたら嬉しいですよね。
スタイやタオルは作りやすいので、落ち着いた時に、ちくちく作っても良いかもしれません。
こちらは手編みのブランケットです。1年中使えるように、オーガニックコットンの糸で作りました。夏は冷房が寒い時や、日よけ対策にさっとかけられます。冬は、防寒対策で大活躍しました。
妊娠してから毎日少しずつ、編んで、繋げて、こつこつと。この無心で編む時間が、落ち着く時間になります。
途中、違うものを作ったりと寄り道もしましたが、予定日までになんとか完成しました。退院して、はじめて娘をくるんだ時の喜びは、今でも忘れません。
中でも、一番作ってみたかったセレモニードレス。生まれてからの最初の行事といえばお宮参りです。娘のはじめての晴れ舞台。とっておきのドレスをと思い作りました。お気に入りの生地やレースを繋ぎ合せて、上品なドレスになるよう仕上げました。当日ドレスを纏った娘をたくさん写真に撮ってしまいました。
こちらは、番外編。ふわふわなゆきうさぎさん。もこもこなボア生地をふんだんに用いた、うさぎさんのカバーオールです。来年も着られるように、少し大きめに作りました。キグルミって、着せたくなりますよね。。。
ばたばたと、慣れない育児に奮闘する日々で、なかなか作る時間をとれない日もありました。そんな時は、母親から送られてきた沢山のお洋服にとても助けられました。娘は、手作りのお洋服だと気持ちがよさそうです。
これからも、手作りしている時間を楽しみながら、夏に向けていろいろ作ってあげたいと思います。
PROFILE
雑誌、広告などでモデルとして活躍するかたわら、アクセサリー、布小物なども製作する。現在、高松に移住して子育てをしながら暮している。
http://fumi-et-fil.tumblr.com/
(制作 * エチカ)