先輩パパとママの毎日コラムvol.532

むすことわたし七転び八起きの毎日「家事と育児の夫婦分担相談会」

2022/10/28
むすことわたし七転び八起きの毎日「家事と育児の夫婦... むすことわたし七転び八起きの毎日「家事と育児の夫婦...

タイ・バンコクを拠点に活動するクリエーター・hironocさんに伺った、妊娠・子育てエピソード。今回のテーマは「家事と育児の夫婦分担相談会」、妊娠中や出産時の食事についてです。

学生時代は美術や家庭科が得意な人もいれば算数や体育が得意な人もいて、みんな違ってみんな良かったのですが、「結婚する時にできないところをそのままにして相手に頼りきってしまうと大変なことがあった時に共倒れになるよ…」と、独身の頃に友人たちからアドバイスをもらっていました。

友人たちの実体験には、笑えるエピソードから予想を超えるものまでたくさんありました。でも冷静に考えて想像してみると、実際そんなことが起こったら笑えないかもしれない…「結婚生活が始まる前に相談するといい」というアドバイスをもとに、いずれ結婚することになったら、パートナーとちゃんと話し合おうと心に固く誓ったのです。

そして、結婚。

二人暮らしのスタートと共にさっそく「家庭内相談会」を開催することにしました。まず、友人たちから、「自分の体調が優れない時のライフライン確保が重要!」と聞いていたので、もしもの時に備えて週に一度は夕食を夫に作ってもらうことに。そして、洗濯などはその時その時で分担を。

さっぱりと美味しい!我が家の定番のご飯。お店で何度か試してからお持ち帰りに。さっぱりと美味しい!我が家の定番のご飯。お店で何度か試してからお持ち帰りに。

食事以外のことは思っていた以上にうまく回りました。が、独身時代にほぼ外食だった夫は料理が苦手だったようで、ご飯当番の日が近づくにつれて段々と憂鬱になってしまったり、ご飯を作った後ぐったりしてしまったりして…。これは違う方法を考えないとご飯が辛くなってしまうと思った矢先、夫の手料理で私が食あたりになってしまい、妊娠中に起こったら大変だということで、相談の結果、分担を変更してお皿洗い担当になってもらいました。

とは言っても、私がご飯を作れない時に困るので、具合が悪い時にも食べられそうなお持ち帰りの出来るご飯屋さんやデリバリーのお弁当を少しずつ開拓することにしました。今はアプリからいろいろなものを注文できる世の中になりましたが、タイに来た当初は、直接お店に買いに行ってお持ち帰りにしてもらったり、電話して注文してお店に受け取りに行ったり、住所を伝えて届けてもらったりして夫と試しながら、「この状況の時はこのお店がいいね」など、いろいろなプランを練りました。

私の出産中にお留守番の夫と息子が野菜も摂れてありがたいオーガニックレストランのお弁当。私の出産中にお留守番の夫と息子が野菜も摂れてありがたいオーガニックレストランのお弁当。

それが功を奏し、妊婦になって具合が悪くて炊事洗濯が滞ったりご飯が作れなかったりした時にとっても助かりました。特に食では「こんな体調の時にこんな重めのタイ料理は食べられない!」という体調悪い時にさらにぐったり…という最悪のケースも免れ、その後、次男妊娠中も困ることがなく過ごせたのは、夫と試行錯誤したあの時があったからだな〜と実感しています。

今でもたびたび「家庭内相談会」を実施し、家族四人で無事に楽しく暮らせているのは、おもしろエピソードを交えてアドバイスしてくれた友人のおかげです。

冷凍したベーグルはサッと解凍できる。子育て中の定番の軽食に。冷凍したベーグルはサッと解凍できる。子育て中の定番の軽食に。
hironoc

PROFILE

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ブリコルール(寄せ集めてものを作る人)。タイ・バンコクを拠点に、写真と色のきれいな布や紙などをコラージュしてものづくりに取り組んでいる。
http://www.hironoc.com
https://www.instagram.com/hironoc/

(制作 * エチカ)

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