先輩パパとママの毎日コラムvol.59

はるかぜの贈りもの「はじめてのマタニティライフ」

2017/4/3
はるかぜの贈りもの「はじめてのマタニティライフ」 はるかぜの贈りもの「はじめてのマタニティライフ」

モデルであり手芸家としても活動している楓美さんの、子どもと過ごす高松での毎日。

すがすがしい風の吹き、新緑がきらきら眩しく気持ちのよい5月。夫と香川県に遊びにいきました。

こんぴらさんや猪熊弦一郎美術館など気になっていた名所をいろいろ巡り、最後に夫の気に入っていた高松の町を訪れました。前から、とてもいいところだよと聞いていたので、期待に心躍らせていました。

そこは、田んぼや自然が多く、とてものどかな場所でした。古い建物も多く残っていて、独特の空気が流れています。街にも行きやすく、住みやすそうな場所でした。私はふと、ここなら住めるかもしれない…と予感していました。

香川県の風景

来る前から、お互い気に入った場所があったら移住を考えてもいいね、と話していたのですが、縁もあり、なんとその日に見に行った物件がとてもよくて、トントン拍子に話がすすみ、本当に高松に移住することが決まってしまいました!

お家の周りは、讃岐特有のぽっこりお山がぽこぽこ並び、ヒューヒュー風の抜ける気持ちのよい場所です。この場所でいつか子どもたちを育てられたらいいな、なんてぼんやり考えていたら、とても驚き&嬉しいことに、住みはじめて数ヵ月ですぐに新しい命を授かることができました。きっといまだ!と移住から続くタイミングに乗ってきてくれたのかしら。

ここから私の新しい生活、はじめてのマタニティライフがスタートしました。

マタニティライフで最初の難関といえば、つわり。一日中、船酔いや二日酔いのような症状と聞いていましたが…想像してた以上に過酷なものでした。私の場合は、食べづわりで何か食べていないと落ち着きません。

もっともピーク時は真夏の8月。暑くて、食欲がないにもかかわらず、食べてないと気持ち悪くなるのです。。。いつも蒟蒻ゼリーや梅干し、果物を常備してました。

夜には少しでも涼しく過ごせるように窓を開けて、心地良い風と虫の音の力を借りて、早めに寝るようにしていました。私は夜の時間が一番落ち着けたのですが、とにかくリラックスすることが大事です!

芝生の上で一休み

そして身体を冷やさないことには、妊娠する前から気をつけていました。毎日冷えとり靴下を履き、レギンスや腹巻き、湯たんぽで下半身を温めていました。また日頃飲むものもなるべく常温や、暖かいものにして、妊娠してからも変わらず、なるべく身体を冷やさないよう心がけていました。後から人に話すと、安産だったのは冷え取りがよかったのでは、とよく言われました。

また、食事については、和食中心にして、腹八分目で抑えるようにしていました。

つわりが終わり、体調が安定してきたら食欲もでてきます。無性に甘いものが食べたくなる時は、我慢せず食べて、ストレスをためない事も大事です!そんな日があっても、大丈夫!と心に言い聞かせて食べてました。毎日の食事は、なるべく夫と楽しく話をしながら、時間をかけて過ごしました。

散歩も毎日欠かさずするように心がけました。もともと歩くのが好きなので、1日1時間は歩いていたのですが、妊娠してからは、無理せずゆっくり時間をかけて歩くようにしました。いつもの駅から3つほど遠い駅で降りて、家まで歩いて帰ったり、季節のお花や鳥を探しながら歩いたりしました。

自分なりの歩く楽しみを見つけると毎日続けられますよ。

散歩風景

臨月になると、桜並木や菜の花畑を歩きながら、娘に話しかけるようにしていました。「きれいな桜だね、この景色が感じられるかな」と話しかけたとき、足でおなかを蹴って反応してくれたのは、今でも鮮明に覚えています。お腹の中からも、同じように桜を感じてくれていたのかもしれません。

このような日課を、なるべく楽しむように過ごしていたら、予定日より1日早く陣痛から4時間の安産で、元気な娘が生まれてきてくれました。

はるかぜの贈り物のように生まれてきた娘と、今年の春は、抱っこして一緒に桜を見に行きたいと思っています。

楓美

PROFILE

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雑誌、広告などでモデルとして活躍するかたわら、アクセサリー、布小物なども製作する。現在、高松に移住して子育てをしながら暮している。
http://fumi-et-fil.tumblr.com/

(制作 * エチカ)

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