先輩パパとママの毎日コラムvol.68

今日も楽しく過ごします。大ちゃん元気です。「真夜中の授乳が好き」

2017/6/5
今日も楽しく過ごします。大ちゃん元気です。「真夜中... 今日も楽しく過ごします。大ちゃん元気です。「真夜中...

東京・調布市で夫とともに「手紙社」を営む北島洋子さんの、愛息子大ちゃんの 妊娠・出産・育児のこと。

夜中の授乳は大好きな時間。静まり返った暗闇の中、ぬくぬくとした布団にくるまりながら湯たんぽのようにあったかい息子を抱えて過ごすひと時は、幸せを噛み締める時間でもあります。ウトウトしながら、口もとだけは一生懸命動かして夢中でおっぱいを吸う息子。その姿が、可愛くて、愛おしくて。次第にゆっくり目を瞑り、やがて眠りに落ちてゆく。その様子をただただじーっと見届ける時間は、心から安らぎを感じます。

とはいえ、夜中の授乳は睡魔との戦い。深夜の授乳は3〜4時間ごとにやってきます。突然「フギャー」と目を覚ましたら、私もすっと起きて息子を抱きかかえ、そのまま授乳体制に。大抵はおっぱいを飲みながら、腕の中でまたウトウトと眠りについてしまうのですが、そこからがちょっとした戦いです。「背中スイッチ」とはよく言ったもので、布団に下ろした瞬間に「オギャー!」と泣き出してしまうのです。再び抱っこし、おっぱいをあげる。また寝たな、と思ったら、そーっとそーっと布団へ。それでもまた「オギャー!」。そして再び抱っこ。これを1度の授乳で2〜3回繰り返すのです。1回で成功すればラッキー。私も息子の脇に横たわり、次の授乳までのわずかな眠りにつけるのでした。

寝顔1
寝顔2

さすがにこれは大変だなと思った頃、「抱っこをしながら座って寝よう」と思いつきました。それからしばらくは、寒い時期だったので肩から毛布をかけて壁に寄りかかり、抱きながら眠るという日々が続きました。そのうち、「このまま仰向けになってみたらどうだろう」と、背中にクッションを置いて少し横たわってみる。息子は私のお腹の上でうつ伏せになってスヤスヤ。お、これはいけるぞ。そして、深い眠りについた頃を見計らってコロンと息子を布団に下ろしてみると、これがいい感じ。やがてこの方法が、夜の寝かせ方の定番になりました。

小さな手

最近は幸いにも背中スイッチの感度が弱まってきたのか、眠ることに慣れてきたのか、この方法でほぼ100%、布団で寝てくれるようになりました。私の布団で大の字になって眠る姿は、生まれてすぐの儚さは消え、やんちゃに見えます。そのあったかい手を握って頬に寄せながら、私は安心して眠りにつくことができます。

寝顔3

7ヵ月に入った息子は未だおっぱい大好きですが、いずれは、卒乳を迎える時がきます。そんな時、この息子と二人の濃密な時間は、きっと大切な思い出になることでしょう。その時までたっぷりと、息子と二人きりの夜中の時間を愉しみたいと思っています。

北島洋子

PROFILE

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東京出身の編集者。大手通信会社の広告宣伝部、ガーデン雑誌の副編集長を経て、2008年に夫とともに「手紙社」を立ち上げる。手仕事の作家を集めた「もみじ市」などのイベント企画や店舗運営に従事しながら、2016年9月に第一子を出産。獅子座でいぬ年でA型。
http://tegamisha.com

(制作 * エチカ)

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