伊野妙

先輩パパとママの毎日コラム

vol.134 伊野家の子育て日記「我が家のチャイルドプルーフ事情」

写真好きのママがお届けする、2人の子どもの子育て写真日記。今回のテーマは「赤ちゃんのいる家づくり」です。

伊野家の子育て日記「我が家のチャイルドプルーフ事情」 伊野家の子育て日記「我が家のチャイルドプルーフ事情」

赤ちゃんが生まれると、生活がまるっきり赤ちゃん中心のものに変わる。以前のコラムにも書いたように、時間の使い方なんかはその最たるもので、否応無しに赤ちゃんのリズムにあわせていくことになってしまう。

インテリアなんかも、赤ちゃんが生まれてから変わったという人は多いのではないかと思う。そんななかで、実は我が家は、あんまり変わっていないほうかもしれない。

赤ちゃんがまだ寝返りもハイハイもせず、ひとところで寝ていてくれるうちはいいけれど、動き回るようになると、見ていてヒヤヒヤする場面が増えてくる。滑ったり転んだりして怪我をしては危ないからとクッション性のフロアマットを敷いたり、テーブルの角をガードする家庭が多いと思うのだけど、我が家はそれをしなかった。

ハイハイ

様子を見て必要そうだったら買おうという気はもちろんあったけれど、派手に転んで泣くことはあっても、お医者さんに診せなきゃならないような怪我はしなかったし、「家のなかを養生しても、外に出たら地面にクッションが敷かれていることはまずないんだし……」と、結局買わず終い。

戸棚の引出しや引き戸につけるストッパーは、台所の包丁が入っているシンク下の扉と、洗面所の洗剤類をまとめて入れている棚の扉の二ヶ所だけ付けて、それ以外の子どもの手が届く範囲は、子どもが開けていじると危ないものが入っていないようにだけ気をつけて、あとは放置。危なくなければ、散らかるのは仕方がない、と腹をくくって。

コンロ下に入り込むお子さん1
コンロ下に入り込むお子さん2

我が家の娘が一番気に入っていたのは台所で、コンロ下から乾物の袋や缶詰なんかを引っ張りだしてガシャガシャ音を出したり積みあげて遊んだり、シンク下からボウルやザルを持ち出しておもちゃを詰め込んだり、スーパーの買いもの袋を引出しごとひっくり返してきゃっきゃと笑っていたり、毎日飽きもせず “荒らして” いました。さすがに素麺の袋をやぶいて部屋中に撒き散らしていたときは、片付けながら心が折れそうになったっけな……(笑)。

それもやっぱり、家のなかは「なにをやっても安全な空間」になっていても、一歩外に出ればまるで違うわけだし、親がすべて先回りして危険を取り除いてしまうよりも、少しずつ失敗をして少しずつ学んでいってほしいという風に思っているから。ばっちりチャイルドプルーフ(家庭内における事故から乳幼児を守ること)されていないので、家に遊びにきた人には驚かれることが多い。

寝んねトレーニングもそうだけど、根底には「赤ちゃんの力を信じる」ということがあるように思う。大人がなにからなにまでやってあげなきゃいけない、あわせてあげなきゃいけない、と思い込まずに、適度に放任して適度に躓かせてあげるのも、意外と大事だったりするんじゃないかな、と思うのです。やってあげちゃったほうが楽なこともたくさんあるので、簡単ではないけれど。

両手にスニーカー
伊野妙

PROFILE

伊野妙

東京生まれ、横浜育ち。女の子と男の子の二児の母。家庭業の傍ら、編集・ライティング・翻訳などの仕事を少々、ニットデザイン・制作販売の仕事を少々(Juhla[ユフラ]主宰 /『輪針だからカンタン! おしゃれでかわいい手編みこもの』発売中)。
http://instagram.com/eatoooni

(制作 * エチカ)

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