米谷明子 yoneya akiko

たまひよディレクター米谷が出会ったモノ・コト・ヒト。

vol.8

お母さんを頑張りすぎていない?『家事なんて適当でいい!』で話題の著者・ボンベイさんの育児論

大人(親)になっても、好きなものを好きでいるって、いいと思いませんか?プレママや育児中のママにとってバイブル的雑誌の『たまごクラブ』、『ひよこクラブ』。その両誌のディレクターを務める米谷明子が、今のママ&パパが興味あるモノやコト、ヒトに会いに行く連載。雑誌では紹介しきれなかった気になるママやパパに、あれこれ質問をします!

お母さんを頑張りすぎていない?『家事なんて適当でい... お母さんを頑張りすぎていない?『家事なんて適当でい...

米谷明子プロフィール画像 米谷明子 Yoneya Akiko
『たまごクラブ』『ひよこクラブ』雑誌ディレクター、『妊活たまごクラブ』編集長


マタニティ雑誌、ベビー雑誌の編集を長年やってきた、エディター・ディレクターの米谷明子です。この連載では私自身がセレクトした、子育て中にちょっとおしゃれでカッコよくて、魅力的なヒトをご紹介していきます。

初めての妊娠、出産、育児では、「~してはいけない」というたくさんのルールに出会います。でもそのルールは、本当に全部あなたに必要なものですか?ルールに縛られて、自分自身が苦しくなっていないですか?「~すべきは当たり前」とされていた家事や育児に疑問を呈し、SNSで大人気になったボンベイさん。肩の力の抜ける家事育児法を提案するボンベイさんに、育児に悩むママたちへの思いをうかがいました。

【ボンベイさんとは?】1988年、沖縄生まれ。結婚を機にご主人の実家がある富山に移住。長女の育児で苦戦した経験から「死なせない」を最重要ミッションに掲げ、無理をしない、つらくない、ママも幸せになる家事育児の方法を発信している。育児に悩むママからの支持を得てInstagramは9万8000フォロワーを持つ。家事育児メソッドを詰め込んだ著書『家事なんて適当でいい!』(KADOKAWA刊)が好評発売中。5才長女、2才の双子女児を育てている。

Twitter @HUTACHAN_twins
Instagram @bonbei_twinslife

<YONE’s QUESTION>

「週に4日は豚汁とごはん」
「パジャマで寝なくてもいい」
「絵本は破ってもいい」
「どうしても子どもが泣きやまないときはイヤホン」
など、ドキッとする家事・育児論で話題のインスタグラマー・ボンベイさん。長女のときの苦しい時代を経て、「つらい」を認め、完璧を求めなくなったら、次女三女の双子の育児がとても楽になったのだそうです。今、世のママたちは「育児がつらい」と言えているでしょうか?本音を告白したボンベイさんの元には、ママたちからどんな反応が来ているのか知りたくなりました。

■義実家での同居で、「良き妻」「良き嫁」「良き母」を自分で求めてしまった

米谷
ボンベイさんは東京でご主人と知り合い、大学卒業後2年働き、結婚を機に富山に嫁がれました。義両親とは同居が前提だったんですよね。

ボンベイ
そうです。義両親とは仲がよく、二人がすごく好きだったから夫と結婚を決めたところもあって。同居だから家賃もかからなくていいや、とも安易に考えていました。

米谷
慣れない土地だったと思いますが、同居ということで、義両親には喜ばれたでしょうね。

ボンベイ
できているかどうかは別にして、私の性格はもともと完璧主義なんです。甘えるのが苦手で、全部自分でやりたいタイプ。夫は飲食店を経営していて、結婚当初は私もお店に出て働いていました。毎晩深夜2時に帰宅するような生活でしたが、義両親が起きるのは午前4時。そこから洗濯機を回すので、早く眠りたいのに私も一緒に手伝ったりとかして。無理して義両親の生活に合わせていました。

ママが笑顔になる育児を提案しているボンベイさんですが、それは自身のつらい体験があったからこそ生み出されたものでした。 ママが笑顔になる育児を提案しているボンベイさんですが、それは自身のつらい体験があったからこそ生み出されたものでした。

米谷
そして5年前に最初のお子さんが誕生します。

ボンベイ
義両親は育児に協力的でしたが、初めての子どもだったから私が独占欲が強くて、育児を手伝ってもらうと「奪われた」みたいな気持ちになることも。手伝ってほしいけど、子どもが懐かないでほしいっていう矛盾した気持ちを抱えていました。今考えるとそこが自分を苦しめたんですけどね。
最初の頃って3時間おきに授乳で、朝も昼もないじゃないですか。でも同居していると朝の挨拶をしなきゃとか、食事を作ってもらったらお礼を言わなきゃとか、きちんとやろうとしていたんです。そうなると私一人の時間はないし、自分のペースで生活できないし。自分でストレスを溜めていました。

米谷
完璧主義者なら、良き母としてもさぞがんばっていたことでしょう。

ボンベイ
一番つらかったのは母乳ですね。私は母乳があまり出なかったんですよ。でも病院の人たちは「頑張れば出る」って。Webサイトを盲信して、母乳を出すのに飲むとよいと言われるものを飲み、食べるものも気にして、夜中のほうが母乳の出がいいって聞けば深夜にさく乳器で絞ったり。おっぱいマッサージにも通って、5g単位で測れるスケールを買って授乳後は毎回体重を量って。

「ミニマリストになりきる」必要最低限のものしかないキッチンにしたら家事効率があがった。掃除の手間をかけないためガスコンロではなくIHに。食器も家族5人にしては少ない枚数。 「ミニマリストになりきる」必要最低限のものしかないキッチンにしたら家事効率があがった。掃除の手間をかけないためガスコンロではなくIHに。食器も家族5人にしては少ない枚数。

ボンベイ
それなのに1カ月健診のときに体重が少ししか増えてなかったんです。そこで初めてお医者さんと相談し、混合に切り替えました。

米谷
当時は、育児の情報はサイトから得ていたとのことですが、ネットの情報って本当かな?というものもありますよね。気にならなかったですか?

ボンベイ
全然考えてなかったですね。ネットのたったひとりの経験談だけをめっちゃ信じていました。母乳神話に踊らされて…。ネットの情報通りにできない自分がどんどんつらくなっていました。

米谷
いちばん苦しいとき、誰かに相談しました?

ボンベイ
しなかったです。友達の中で結婚と出産がいちばん早かったから相談もできないし、職場が忙しくてママ友もいなかったです。しかも義両親との仲も悪くなってきた頃で。大学の頃からTwitterが大好きだったんですけど、SNSを見る余裕もありませんでした。基本的に自分ひとりで抱え込んでいましたね。

「料理が嫌い」だからこそ、料理に手をかけずにすむよう、材料を入れるだけで煮込み料理ができる自動調理器や玄米がおいしく炊ける炊飯器など、調理の負担を減らす調理家電は取り入れます。 「料理が嫌い」だからこそ、料理に手をかけずにすむよう、材料を入れるだけで煮込み料理ができる自動調理器や玄米がおいしく炊ける炊飯器など、調理の負担を減らす調理家電は取り入れます。

米谷
当時、ご主人には苦しさをどう伝えていましたか?

ボンベイ
1日に何回も不満のメールを送っていました。夫も忙しいことはわかっていたけれど、私もいっぱいいっぱいだって。今考えると、感情をぶつけただけで何がつらいのか言語化できていなかった。それでよけいこじれていました。

米谷
細い糸が切れそうな心境ですよね。その状況はどう乗り越えましたか?

ボンベイ
ある日の真夜中に、とにかくイライラがつのって、何時間も泣き止まない長女が疎ましく思えました。気づいたら、長女をベッドにボンッと強めに放り投げたことがありました。長女はさらに大泣きです。そのあとは本当に落ち込みました。「ごめんね!ごめんね!」って。ストレスを長女に向けてしまう状況を変えないと本当にまずいと思いました。

米谷
つらかったでしょうね…。

ボンベイ
あのままだったら、私はさらに長女に何をしていたかわかりません。そこで自分の気持ちを整理して、何がつらいのか考えました。自分のペースで生活ができないこと、ひとりの時間がないこと、義両親と一緒に住んでいること。この3つに耐えられなくて夫に訴えたのですが、最初は「それは甘えだよ」って反対されました。

だめだとわかっていても、思う通りにならない子どもに手を上げてしまい後悔した経験がある米谷。ボンベイさんのエピソードには共感しました。 だめだとわかっていても、思う通りにならない子どもに手を上げてしまい後悔した経験がある米谷。ボンベイさんのエピソードには共感しました。

ボンベイ
家に帰りたくないから、長女と車の中やビジネスホテルに泊まったこともあります。義両親とも、離婚覚悟で同居を解消したいってむちゃくちゃケンカして。私はなんのために生きているのか。当時は毎日泣いてノイローゼ気味。ようやく夫も同居をやめないと解決できないと気づき、住まいを分けたことが第一歩になりました。

米谷
つらい体験をしたことを、ここまで正直にお話くださってありがとうございます。

■双子妊娠で大変どころか逆に楽になった!?したいことをしたら育児インスタ誕生に

米谷
相当にストレスがたまった状態を改善するには、確かに生活環境を変えることもあるでしょうね。同居解消も大きな変化ですが、その後、双子を妊娠というまた大きなできごとがやってきます。

ボンベイ
双子の妊娠がわかったとき、率直に「育児、大丈夫かな?」と思いました。でも、もう一気に子どもが3人に増えるわけだから、開き直るしかないですよね。自分のペースでできるほうがストレスを感じないので、最初からワンオペも覚悟しました。できないことはできない!そうしたら、気が楽になったんです。
それともう一つ。私は夫と職場が一緒ですが、もしもの時に自分でも稼げるスキルを身に着けておきたかった。産後ハイになっていたんでしょうね、双子が生後2カ月のとき、プログラミングのオンライン講座を申し込むという(笑)。8週間で1つのサイトを作るカリキュラムを必死で受けました。でも、どうしても自分でやりたいことだったんです。

米谷
双子が生後2カ月のときに、自分のしたいことをやったんですね。

ボンベイ
双子を前後に抱っこして1日に何時間も勉強に費やしました。その成果物が「HUTACHAN」という双子ママ専用の掲示板。そのサイトを広めるためにボンベイとしてSNSで発信を始めました。双子が1才くらい、2018年の時ですね。

自分で決めたことは実行に移す。ボンベイさんの行動力は見習いたい! 自分で決めたことは実行に移す。ボンベイさんの行動力は見習いたい!

ボンベイ
当初、自分の育児について話すつもりはありませんでした。ところが産後間もないことを発信したら、「イヤイヤ期の長女、その下に双子がいて、サイトを作る時間があるんですか?」って驚かれて。質問に答える形でつぶやくようになったらフォロワーが増えて今に至るというか。昔の私みたいに困っている人に役立つならと、長女のときに自分が試行錯誤してたどり着いた育児の考え方や行動をまとめたものが「死なせない育児」のInstagramになりました。

■育児中のママはおしゃれをしちゃいけない!?自分のご機嫌は自分でとろう

米谷
フォロワーは、ボンベイさんと同世代が多そうなイメージです。

ボンベイ
そうですね。私と同じくらいの年齢の方で、赤ちゃんだったり、うちの子どもたちと同じぐらいのお子さんを育てている人ですかね。私のSNSを継続的に見ている人は苦しい思いを抱えてどうすればいいの?と悩んでいる人が多いと思います。

米谷
悩み相談のようなダイレクトメッセージも来ます?

ボンベイ
来ます、来ます。一番多いときで1日200件くらい届きました。死にたいとか、虐待していますとか、重い悩みを抱えている人が多くて……。最初は一通一通返信していたのですが、ヘビーな悩みだから簡単に答えて刺激したらよくないし、1日考えたりしてたら私も疲弊して精神状態もよくなくなるし、家族仲も悪くなっていくし。さすがに200件も来るようになると返せなくなったのもあり、個別の返信は止めて、今は共通の悩みはInstagramのストーリーズでシェアしています。

「本は破ってもいい」子どもの独創性を重視して破っていい本を用意。「もちろん図書館で借りたものなど、破るといけない本もあることは教えています」(ボンベイさん) 「本は破ってもいい」子どもの独創性を重視して破っていい本を用意。「もちろん図書館で借りたものなど、破るといけない本もあることは教えています」(ボンベイさん)

米谷
寄せられる悩みで多いのは、やっぱりお子さんに関することですか?

ボンベイ
子どもが小さいうちは夫や周りへの不満。子どもが少し大きくなると、子どもが言うことをきかなくて困るとか。ワンオペで自分の精神状態を保てず、八方塞がり。みんな頑張りすぎだと思います。ただ私へのメッセージを文字にすることで、心の整理をして自己解決される方もいます。

米谷
そういう方の書き込みを見ると、かつての自分を思い出しますか?

ボンベイ
自分よりも大変な人も多いなって。私は「今までママがこんなことを言ってはいけないんじゃないか」って思われたことを発信しているだけ。育児がしんどいときに共感できるメッセージが、ママたちの救いになればいいなって。近いからこそ夫や親、友達に相談できない。でもネットの見えない相手だからこそ言えるっていう人は多いですから。

米谷
育児に関して、ボンベイさんのようにあけっぴろげでキャッチーな言葉を使う人っていなかったと思うんです。「死なせない育児」という言葉だけ聞くとやはりドキッとしますし、「体力0%の日の晩ごはんはお菓子パーティ」とかそんなことしていいの?と反論をしてくる人もいるだろうに、勇気があるなぁと思いました。

「今日だけは絶対に怒らないと決める」保育士やベビーシッターになりきって、「ノン怒チャレンジ」をしてみる日も。そうすると、伝えたいことを感情で叱るのではなく、冷静に諭すように話すことができます。もちろん毎日その通りとはいきませんが、自分の行動を変えることで、キレやすい自分をコントロールできてきたと思います。親も子も笑顔でいれるのがいちばん!(ボンベイさん) 「今日だけは絶対に怒らないと決める」保育士やベビーシッターになりきって、「ノン怒チャレンジ」をしてみる日も。そうすると、伝えたいことを感情で叱るのではなく、冷静に諭すように話すことができます。もちろん毎日その通りとはいきませんが、自分の行動を変えることで、キレやすい自分をコントロールできてきたと思います。親も子も笑顔でいれるのがいちばん!(ボンベイさん)

ボンベイ
「死なせない育児」というのは、家族の体も心も死なせない最低ラインは守りつつ、家族が元気で笑っていることを最重要ミッションにするということです。夕食がお菓子パーティだって毎日ではなく、どうしても体力がない日はあってもいい、ということです。イライラしながら毎日完璧を続けるほうが無理がある。

米谷
ボンベイさんのInstagramは、本音でド直球ですね。ボンベイさんの発信で救われる人も多いと思いますが、逆にそんなボンベイさんの発信さえも、キラキラしているように見える人もいるかも。しかもボンベイさん自身がステキだから批判してくる人もいませんか?

ボンベイ
ネイルができていいね、って嫌味を言う人はいますけど、そういう批判はスルーです(笑)。母親になったら女を捨てなきゃいけない風潮が嫌なんですよ。髪を振り乱して化粧もおしゃれもせずに、子どもの世話だけをするって、ママの楽しみはどこ?って思うんです。あえて自分の趣味であるネイルも見せて、ママもおしゃれしていいんだよ、って思ってくれたらなぁ、と出しています。自分の機嫌は自分でとるしかないと。

米谷
家族ももちろん大切だけど、自分らしさを持つこともママが笑顔でいるには大事。でもママが好きなことをしていることを、なかなか言えない感じはありますよね。

ボンベイ
両極端な気がします。普通の人は苦労しているのが当たり前で、一部の選ばれた人がキラキラママっていう風潮がありませんか?だから中途半端におしゃれすると文句を言われたりするんですけど(笑)

■自分の性格は変えられないが、行動は変えられる!

米谷
最初の育児で苦労をしましたが、今はラクになった。どうしてうまくいくようになったのか、ご自身はどう分析していますか?

ボンベイ
自分を変えるのが一番早いと気づいて、私が変わったからだと思います。「性格を変えるのは難しいけれど、行動は変えられる」。自分の性格を認めつつ、言い方ややり方を少しずつ変えていきました。
大きなきっかけは、自分がやりたいこと、希望することを口に出したこと。もともとは完璧主義の上に、自分さえ我慢すればいいと思うタイプだったので、以前の自分なら言えなかったでしょうね。プログラミングの練習を始めたのも、子育て中でも自分のしたいことはすると決めたから。夫に預けて2時間くらいふらっと外出するのも最初は怖かったですが、自分の時間が必要って気づいて行動に移しました。

米谷
ママは育児に専念して、自分の時間は持てないと固定観念を持つ人もいます。それはどう説得すればいいでしょう?

ボンベイ
単純ですけど言うしかない。夫に直接気持ちが言えなかったときはメールで伝えて、溜め込まないようにしました。義両親にも違うと思ったことは言うように練習したら、今はなんでも言えるようになりました。おかげで義両親との関係は、今はめちゃくちゃ良好です。

「掃除ができないときはスリッパを履けばいい」普段はロボット掃除機を活用していますが、それもできなかったときはスリッパを履けば足裏は汚れない(笑)(ボンベイさん) 「掃除ができないときはスリッパを履けばいい」普段はロボット掃除機を活用していますが、それもできなかったときはスリッパを履けば足裏は汚れない(笑)(ボンベイさん)

米谷
子育てに悩むママも、行動を変えてみたら道が開けるかもしれませんね。

ボンベイ
状況を変えたいのであれば、自分が導き出した行動をするしかないんです。

米谷
育児の「ねばならない」の呪縛から解き放たれたほうがいいよ、ってことですね。

ボンベイ
手抜き=悪だと刷り込まれているママが、私の発信で肩の力を抜けたらいいな。そうなれば視野が変わるし、情報の取り方も変わってくるし。私の発信する内容を実践してほしいのではなく、自分のやり方をみつけてほしいって感じですね。

米谷
振り返って、今ボンベイさんが長女を妊娠中だったら、どうしていたと思いますか?今妊娠中の人にはなんと伝えたいですか?

ボンベイ
私は双子を妊娠中に、完璧を目指すことをやめました。でも妊娠中に、自分が育児で何ができるか?はイメージしました。性格上、私は自分のペースでやりたいので、妊娠中から最低限育児に必要なものを考えて、食事と洗濯さえできていれば大丈夫だろう、と宅配食事サービスに登録し、乾燥機付きの洗濯機に買い替えるといった準備をしました。そのうえで、できないことはあきらめるとか、人に頼ることを考えました。なので今妊娠中の人も、無理をしないための準備はしたほうが良いと思います。

米谷
今、ボンベイさんが育児の参考にしているものはありますか?

ボンベイ
ビジネス書が好きなんです。仕事は時間をかけることが必ずしもいいことではない。時間をかけすぎると逆に仕事ができない人って言われる時代じゃないですか?むしろ割り切って、やる・やらないを効率的にできる人が優秀なビジネスマン。でも育児は母性とか愛情とか、抽象的な概念があるがゆえに、丁寧さとか手間のかけ具合でしか愛情をはかってもらえない。それができないと「かわいそう」と言われてしまう。完璧にしている人だけが良い母親っておかしいですよね。だからビジネス書で学んだことを育児に反映して、効率化していることは多いです。

お話をうかがうにつれ、ボンベイさんの聡明さがよく伝わってきました。 お話をうかがうにつれ、ボンベイさんの聡明さがよく伝わってきました。

米谷
確かに。ボンベイさんのInstagramは、ママたちに向けたビジネス書のようにも読み解けます。家事や育児を効率化して、家族と自分が楽しく生きることを最優先にするためのビジネス書!

ボンベイ
そう思ってもらえたらうれしいです(笑)

<YONE’s NOTE>

「どうしても子どもが泣き止まないときはイヤホン」というのは、どんなにあやしても、何をしても泣きやまない。そんな状況でママの心がつぶれそうになるくらいなら、イヤホンをして好きな音楽を聴いて抱っこをしてもいい、という方法。子どもを抱っこしているときにイヤホンなんて!と批判されそうですが、一時的に泣き声をシャットアウトしてママが気が楽になるならいいのでは?もちろん、「死なせない」ために赤ちゃんを放置したりはしません。そのちょっとした「当たり前でない」行動を、ママ自身が、そしてママ同士が口に出して言えない状況に風穴を開けてくれたのがボンベイさんのInstagramでした。全部100点ではなく優先順位をつける育児の考え方、いいなと思いました。

撮影/柳原久子(water fish) 取材協力/津島千佳

米谷明子 yoneya akiko

PROFILE

米谷明子 yoneya akikoこのライターの記事一覧

たまひよ雑誌ディレクター
出版社に新卒入社後、妊娠・育児雑誌の編集部に配属。結婚を機に退職し、一児の出産を経て雑誌編集に復帰。同じく妊娠・出産系の出版社勤務を経て、株式会社ベネッセコーポレーションへ。たまひよ事業部で『たまごクラブ』『ひよこクラブ』ディレクター、『妊活たまごクラブ』編集長を務めている。妊娠・育児雑誌を担当して20年以上経つが「ベテラン」と言われるのが嫌。子育て期のママ・パパの近いところにいつも居たいがモットー。
https://st.benesse.ne.jp/

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