先輩パパとママの毎日コラムvol.333

Life is a Journey!!「出産に向けての準備」

2020/6/2
Life is a Journey!!「出産に向けての準備」 Life is a Journey!!「出産に向けての準備」

フォトグラファーとして、ミュージシャン・絵描きの顔を持つ会社員の夫と愛娘にメロメロ。夫婦で綴る育児奮闘記、今回はいよいよ出産に向けての準備編です。

出産までに色々と準備をしないといけないということは本やネットの情報で知っていたし、それが早めの方がいいこともわかっていました。しかし、準備といってもあまりピンとこず、のんびりスタートになってしまいました。仕事や予定に追われていたこともありますが、健診でお顔はしっかり見せてくれるのに性別がなかなかわからなかったからです。

妊娠後期に差し掛かる頃、「性別ってそろそろわかりますか?」と夫が質問をしました。すると「知りたいですか?見てみましょうね」と笑顔の先生。焦らされて思わずクスッとしてしまいました。今日はわかるのかな?

先生の言葉を待ちながらじっとエコー画面を真剣に見つめていたら「ほぼ女の子で間違いないでしょうね!」。嬉しさと戸惑いでニヤニヤする私たちを見て、先生も助産師さんも笑っていました。

性別がわかった時は、甘酸っぱい初恋のような気持ちに。性別がわかった時は、甘酸っぱい初恋のような気持ちに。

これで、ようやく名前も考えられるしお洋服も選べる!我が子のことを考える時間が増え、ますます愛おしくなりました。

担当の先生は優しく、面白く、健診に行くのがいつも楽しみでした。夫婦で話し合い、出産はこの先生にお願いしようと早々に決めていました。4Dエコーがとても上手で、あくびをしている時や、目を開いた瞬間、後期ではなびく髪の毛まで教えてくれたこともありました。赤ちゃんのいろんな表情を捉えてくれたエコー写真やムービーは一生の宝物です。

エコー越しに目があってドキッとした瞬間!エコー越しに目があってドキッとした瞬間!

性別がわかって、最初に買ったのはくすんだピンク色をした布製のカメラのおもちゃ。子ども服ってどんなものがあるのかなぁ?とお散歩がてら見に行ったお店でビビビときてしまったモノ。生まれてくる子に、これをプレゼントしてあげよう!と思ったら、なぜか不思議な緊張感に包まれました。

本物のカメラはいつ使えるようになるかな? 本物のカメラはいつ使えるようになるかな? 

初めて夫と赤ちゃん用品店へ行った時のこと。夫が抱っこ紐をつけた姿をとてもよく覚えています。照れくさそうに試着している姿や表情がなんだかとてもおかしかった。「父親になる」ってこと、少しずつ実感してきていたのかな?

他にもInstagramでかわいい赤ちゃんグッズを探し辿り着いた海外ブランドで、お昼寝用のベッドやおくるみも個人輸入。たくさんリサーチして少しずつ好きなものを集めていきました。お洋服は何をどれだけ必要かなんて、全然わからなかったので、気に入ったものを数枚ずつ、あとは生まれてから必要なものを買い足そうと最低限のものを揃えていきました。夫は「君が納得したものならば」と、少しずつ家に増えていく小さな赤ちゃん用品を見ては喜んでくれていたけど、もしかして私のわがままを聞いてくれていたのかな。

その頃、夕食時に赤ちゃんの話をすることが増えました。夫が勤めていた店舗で「お店に来た子連れのママさんにこういわれたよ」とか、「妊婦さんに僕も夏に子どもが生まれるんですって話をしたよ!」など、夫が色々情報収集をしてくれていて話を聞くたび嬉しかったな。

いつまでも眺めていたい世界一幸せな洗濯。いつまでも眺めていたい世界一幸せな洗濯。

産休に入ってから、よく晴れた気持ちのいい日を待って水通しをしました。こんなに小さい服があるのか!なんて思いながらユラユラ揺れる肌着たちを眺めては写真を撮ります。「これが世界一幸せな洗濯というらしいよー」と、撮ったばかりの写真を夫に送りました。まだエコーでしか見たことのない我が子が着る姿を想像したら、とても不思議な気持ち。それが伝わったのか、おなかの中で娘は元気に私の脇腹をキックしていました。早く会いたいな。

入院用バッグの準備で私が特に役に立ったものをいくつかご紹介すると、陣痛バッグにはタオルとアロマオイル、リップクリームとペットボトルストロー、先輩ママから小腹が空いた時に食べてねともらった一口サイズのお菓子。入院用にはパジャマと着替え、旅に行く時のポーチにお泊まりセット。数台のカメラとフィルムや充電器もバッチリ。あると便利だよと聞いていた、ヘアバンドも入れました。

予定日まで3週間。最後のお仕事を終えて。予定日まで3週間。最後のお仕事を終えて。

ここまでは駆け込みだったけど、なんとか準備も整って来ました。いつもギリギリな私。慎重な夫はきっとヒヤヒヤしていたでしょう。週末は産後しばらく行けないであろう美味しいご飯屋さんを予約してあるし、マタニティフォトを撮ってくれる写真家の友達との約束もある!あとは大掃除をしてお家をピカピカにして赤ちゃんを迎えるぞ〜!

とにかくカレーばかり食べていた臨月。とにかくカレーばかり食べていた臨月。

夫編はこちら。

石野 千尋

PROFILE

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1983年生まれ。東京工芸大学芸術学部卒業後、渡英。Central Saint Martins, London Collage of communicationを卒業。在学中より仕事を始め、色と光を大切に、世界中を飛びまわりながら日々写真を撮り続けている。
http://www.chihiroishino.com/Instagram @chihiroishino

(制作 * エチカ)

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