先輩パパとママの毎日コラムvol.128

今日も笑って、明日も笑って「赤ちゃんとキャンプ」

2018/1/30
今日も笑って、明日も笑って「赤ちゃんとキャンプ」 今日も笑って、明日も笑って「赤ちゃんとキャンプ」

パパと愛息子・樹(いつき)くんと愛犬・ペン。3人と1匹で暮らすやまもとりえこさん流の子育ての楽しみ方。今回は「子連れキャンプ」をテーマにお届けします。

夫婦揃ってキャンプ好きという理由もありますが、樹(いつき)にも四季の移ろいや自然の中で遊ぶ楽しさ、動物や虫たちの暮らしぶりをより身近に感じて欲しいという願いもあり、「キャンプの思い出たくさん作りたいね!」といつも話しています。でも、赤ちゃんを連れてのキャンプはなかなか難しいですよね。

樹がおなかの中にいる頃から、私たち夫婦の中で幾度となく繰り返される話題が「この子のキャンプデビューはいつなの?」でした。1才を過ぎた頃「そろそろ夏も終わるから、寒くなる前にキャンプへ行こう!」となり、いよいよ樹のキャンプデビューの日がやってくることに。

それでも9月に入れば朝晩はとても冷えるので毛布やウールのブランケットを大きなバッグにパンパンに詰め込み、ご飯炊き用のお鍋とお米、事前に小さく刻んだお野菜とパック出汁、いつでも食べられるようにレトルトの離乳食、困ったときのバナナさん、いつもより多めの着替えとオムツ、おもちゃがないと退屈するだろうと思って、絵本と電車とレール、ブロックなどの樹がお気に入りの物ばかりを選んでバッグに詰め込んで、張り切ってみんなでキャンプに出かけました!

場所は約1年前大きなおなかを抱えながら行ったキャンプ場。すっかりわが家の定宿化しているキャンプ場です。今回は樹が初めてだから、私たちが行き慣れた場所が良いよね!ってことで即決。早朝に出発し、移動中はベビーシートでスヤスヤと眠ってくれたので助かりました。

樹くんとペンちゃん

まだ樹はダンボール箱を歩行器代わりにしていた頃で、屋外での主な移動手段はハイハイのみ。到着し、テントを設営したらすぐに荷物でバリケードを作って脱走防止、安全確保!

テントの前室にブランケットを敷いて、絵本とおもちゃを広げたらあっという間にプレイルームに早変わり。ゴロゴロしながら本を読んだり、おやつを食べたり、レールを繋げて電車を走らせて遊んでみたりとのんびり過ごしました。

テントの中のペンちゃん

でも、やっぱり好奇心旺盛な樹は外が気になる様子。バリケードをやすやすと突破し、葉っぱの上でキャッキャと笑いながら楽しそうにハイハイを始めたのでペン(犬・やまもと家の長男)も一緒にしばらく野遊び。あとは抱っこでみんなでお散歩して、簡単な夕食を終え、焚き火を囲んだら、おやすみなさい。

この日は平日だったので、キャンプサイトは比較的空いていて、夜はしんと静まり返り、風と木々が揺れる音しか聞こえませんでした。いつ泣き出すかわからない樹を横に、ハラハラしてなかなか寝つけなかったけれど、一緒のシュラフの中で静かに寝息を立てる樹を見ながらとても穏やかな気持ちになれたのを覚えています。

湖畔

写真は1年後のものですが、この日も同じようにとても静かで爽やかな朝を迎え、湖には蒸気霧が出ていました。

ここで、私たちのキャンプサイト選びのポイントをいくつか。

まずは、赤ちゃんがのびのびと遊べる芝生があって高低差の少ない場所が良いですね!それから、駐車場とテントサイトが離れているフリーキャンプ場をおすすめします。車をテントサイトまで乗りつけられる便利なオートキャンプ場もありますが、車の往来があり、よちよち歩きの赤ちゃんにはとても危険だと感じます。

さらにキャンプサイト内のコインシャワーでは赤ちゃんがつらいので、日帰り温泉施設が近くにあると良いです。あとは、もしものために病院が近ければ安心。年齢と共にキャンプスタイルも変わっていくのでキャンプサイト選びも楽しみのひとつとなると思います。

また、テントを張って一晩泊まるキャンプはちょっとハードルが高いけれど、赤ちゃんと一緒に自然をより身近に楽しみたいと思っているお母さんには、キャンプサイト内のコテージに泊まったり、日帰りで気軽にキャンプが楽しめるデイキャンプもおすすめです!テントと用具一式、食材も全て揃えてあって、何も持たずに手ぶらでキャンプができるサービスを実施しているキャンプサイトもありますよ。

キャンプ場で遊ぶ樹くんとペンちゃん

はじめてのキャンプの日から1年。

2才になった樹と一緒にまた定宿のキャンプサイトを訪れました。これからも毎年ここでこうやって写真を撮ることができたら、それはとてもとても幸せなこと。

先日、少しずつ言葉が出てくるようになった樹が、駆け回るペンの側で、お庭で風に揺れるジュンベリーの真っ赤な葉っぱを見上げながら、「あき(秋)いいね〜!」「はっぱ きれ〜い!」と、伸びやかな笑みを浮かべながら言っていました。

なかなかキャンプサイトまで足を運べなくても、お庭や街路樹、公園にもたくさんの緑があって、虫たちも暮らしています。窓から迷い込んできたみつばちやちょうちょ、道ばたのあり、落ち葉の下の小さな虫たち、今まで気にも留めなかったものが、赤ちゃんと一緒に見つけて観察することで、キラキラとしたものに変わっていきます。

赤ちゃんがお母さんのもとにやってきた日から、たくさんのことを教えているつもりでも、それよりももっとずっとたくさんのことを赤ちゃんに教わっているのだと、赤ちゃんとの日々を重ねるたびに感じます。

やまもとりえこ

PROFILE

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男の子のママ。犬と暮らし始めたことをきっかけに写真を撮り始める。趣味は写真を撮ること。息子と愛犬との日々を写真に収め、日々Instagramにアップしている。
https://www.instagram.com/penittsuhouse/

(制作 * エチカ)

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