日本から遠く離れたメキシコで暮らすerinicochuさんはメキシコ人の旦那さまと、生まれたばかりの赤ちゃんと2人のお兄ちゃんとの5人家族。海外での子育て事情や、日々の出来事を教えていただきました。今回のお話は「子育て」のおはなしです。
ーーメキシコでは妊婦中にいろんな人が優しくしてくれたと以前お聞かせいただきましたが、子育てではどうでしたか?
erinicochu
子育ても同じですね。特に家族の絆は深く、子どもはパパ・ママだけのものではなくて、おじいちゃん、おばあちゃん、兄弟、親戚みんなのもの。子育ては家族全員でするものなので、預けることも普通ですし、子どもたちも一緒に遊んでもらって楽しそうです。
メキシコでは週末に家族、親戚で集まってご飯なんてしょっちゅうなので、そういったときに、いとこや親戚の子が子どもたちと遊んでくれたりします。大家族が多いので、みんな子どもや赤ちゃんの扱いに慣れていて、小さな子でもよく面倒をみてくれるんですよ。
お友達のお誕生日会などに行ったときも、知らない人でも、子どもと遊んでくれたりと、メキシコ人は子ども好きの人が多いです。
ーー1人目、2人目、3人目と増えるにつれて、子育ての仕方は変わってきますか?
erinicochu
1人目のときは何もかもが初めての経験でしたが、息子と一対一で色んなことに時間を割いてあげられたので、ゆっくりと成長を見守ることができました。写真もやっぱり1人目が断然多いです(笑)。
2人目、3人目になると、上の子たちが「お兄ちゃん」として赤ちゃんを迎えられるか不安もありましたが、実際は2人とも下の子ができたことが嬉しいみたいでした。今は、生まれたばかりの3人目の妹が大好きすぎて、毎日キスやハグの嵐!風邪がうつったりしないか、押し潰されないかすこしヒヤヒヤしてます(笑)。ご飯を上2人にあげていると1番下の子が泣き出して……など毎日がますます賑やかになりました。願わくは、自分の分身が欲しいです(笑)。
それでも、よく子どもがいると「喜びが2倍にも3倍にもなる」と言いますが、まさにその通り!今はどんなに大変でも、子育てには終わりがあるし、本当に大変なのもほんの数年。今までいろいろな仕事をしてきたけれど、「母親」ほど難しくてやり甲斐のある仕事はないと思います。「私にしかできない特別な職業」、それが母親になることの1番の魅力ですかね。
ーーメキシコでの子育て、いかがでしょうか?
erinicochu
3人いると性格もそれぞれ違うので、大変なことも多いですが、子どもがいる喜びは何事にも代えられない宝物。子どもの成長は本当にあっという間で、特に2人目以後は嵐のように毎日が過ぎていきます。いつかは巣立ってしまうので、今子どもたちと過ごせる毎日を大切に過ごすようにしています。
そして先ほども言いましたが、メキシコでの子育てで感じるのは愛情深さです。お兄ちゃんたちは、超が付くくらい妹にぞっこん。ラテンの血ですね、きっと(笑)。長男も次男も、日に日に愛情深くなっているなと実感しています。愛や家族の絆をとても大切にする環境で子育てできていることが、ここで子育てをすることができて1番良かったなと思うことです。
PROFILE
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メキシコで暮らす3人の子どものママ。愛息子と愛犬との暮らしをインスタグラムで公開中。
https://www.instagram.com/erinicochu/
(制作 * エチカ)